またまたいつもの巣鴨KUSHIKOMA 井こしだったりする。「
KUSHIKOMA 井こし」主催による「
蔵元を囲む会」が行われた。
その蔵元はなんと、、、
栃木「旭興」「渡邉酒造」からは、おなじみ
渡邉さんをお迎えすることとなった。
そして今回は、ご協力くださったこれまたおなじみ「
西屋酒店」
小谷野さんも栃木から駆けつけご参加。
夕方、
西屋さんと巣鴨駅で待ち合わせる。
ご到着後「
井こし」にごあいさつ。
開始までまだ時間があるので巣鴨観光に決定。
つ「ぷらっと遊んできまーす!」
「
井こし」を出ると、前からニコニコ笑顔のあの人が歩いてきた。
「旭興」渡邉さんっ! 今日はよろしくお願いします!
みんなで巣鴨観光ということに。
今日は珍しく巣鴨の紹介を交えながらの記事としましょかね。
渡「巣鴨はゆっくり観たことないんですよー」
蔵元のみなさん巣鴨出現率高いけど、来るのが遅い時間だしね。
西「うおー、コレがとげぬき地蔵通りかー!」
パシャッ、パッシャッ
すっかりカメラ小僧になってる
西屋さんを置き去りにしながら、
渡邉さんと
廃墟ネタで盛り上がる(笑
渡「ガコンガコンっていうエレベーターとか大好きで」
つ「じゃぁ長崎の軍艦島なんてたまらないでしょ」
渡「むおーーーむあーーーー」
渡邉さん、軍艦島に悶絶する(笑地蔵通りの入口には、巣鴨人にとっては馴染み深い「
真性寺」。
つ「ココにでっかいお地蔵さまがあってね」
知ったかぶりながら境内に導いていくと、、、
あれ?お地蔵さん小さくなってる?

「酔っ払ってる時に見るから大きく感じてるんじゃないの?」
罵倒されて泣きそうなところに、お寺関係者と思われる方が
「ホントはもっと大きいんだけど、いま修復に出しててね〜」
助け舟を出してくれたので、
巣鴨管理人の立場なんとかセーフ。 ←全然アウト

←普段はこちらの江戸六地蔵尊
さぁ、地蔵通りを歩きましょう。
つ「4の付く日が縁日で、ズラっと屋台が並ぶんですよ〜」
ズンズン歩いて、とげぬき地蔵で有名な「
高岩寺」に到着。
つ「とげぬき地蔵は本堂内にあって非公開で、よく知られてるのは洗い観音といって・・・」
信心深い
渡邉さんはお隣で頷かれ、
西屋さんは、、、
遠くでパシャパシャ写真撮ってて聞いてないし(笑つ「せっかくなので洗い観音を磨いてみますか」
渡邉さん、四十肩が治るように肩をゴシゴシ(笑
西屋さん、お尻?(笑そのあと地蔵通りをさらに奥へ。
「
もん家」の前まで来たので
つ「ココがもん家さんです」
西「一杯飲んでいきません?」
わははは、今からお酒の会ですけど(笑でも15分ならいーか、という酒飲みの思考で「
もん家」に入る。
みんなでビールをぐびぐびぐび。
西屋さんが本腰いれて呑みだしそうだったので、一同帰ることに。
「
井こし」に戻って準備を始める。
渡邉さんが「
旭興」Tシャツを取り出すと、
井越さんが
井「ほしーっほしーっ、ちょーだいっ!」
わははは、子供ですかっ(笑
むりやり奪ってさっそく着替える(笑なんてやってると、お客さんが集まりだした。
開始予定時間ちょうどに全員そろったので、さぁ始めましょかね。
て、、、渡邉さんと西屋さんはドコ?(笑今日の目的をすっかり忘れて外でくつろいでる2人を連れ戻して仕切りなおし。

私はみなさんにグラスを運び、乾杯酒を注ぎまわる。
箸より重いグラスを運んだため、注ぐ腕がプルプルプル・・・
客「アル中なの?あなたが先に呑んだ方がいいんじゃない?」
わははは、違いますから(笑 ←今日は私をいじる会じゃありませんから
西屋さんに進行をお願いし、
渡邉さんのごあいさつの後、乾杯!
鑑評会金賞受賞おめでとうございます!本日の乾杯酒はもちろん金賞受賞酒。
しかも本日の会用に、栃木「闘う書道家」
大鳳さんにわざわざ書いていただいた「
極香」オリジナルラベル。

金賞受賞酒「極香」

超マニアック画像、同じお酒の出品時と受賞後
今日はちょいといつもと趣向を変えて日本酒の講習会。
渡「何を話すか考えてたら原稿用紙10枚以上になっちゃって」
わははは、今日は徹夜になりそうです(笑最終的には3枚程度にまとめてくださったので、内容がものすごくわかりやすい。
半分以上の方が蔵元会を初めて参加という状況だったので不安だったが、みなさん真剣に
渡邉さんの話に耳を傾ける。

講義中の渡邉さん
わたしゃぐいぐい呑みながらみなさんのお酒の出し入れ。
厨房の中に入って準備してると、
渡「
きょくこうと
きょっこうの読み方の違いは・・・・」
え?なにそれ?知りたい知りたい!井越さんに呼び止められて結局聞けず。 ←だれか教えてぷりーず、って渡邉さんに聞けば良いのか
「
二段式酸基醴もと」の説明も、みなさんに配ったプリントをもとに裏話的なものも交えてわかりやすく説明くださる。

講義中の渡邉さん
栃木酵母のひとつ、
T−デルタ酵母を
渡邉さんが改良して
Newデルタ酵母を造ったのは業界の間では有名な話。
渡「NewデルタはT−デルタの泡なしタイプで・・・」
客「泡あり酵母と泡なし酵母の違いって?」
そこでついにアレの登場。
渡「
ホワイトボード、プリーズ!」
西屋さん調達のホワイトボード!(笑 ←渡邉さん講義には不可欠

泡あり酵母と泡なし酵母の違い
おおお、わかりやすいっ!さらに盛り上がってくると、お客さんもノリノリ。
客「甘口と辛口の傾向は?」
渡「
ホワイトボード、プリーズ!」
渡邉さん、ちょー楽しそー(笑
甘口と辛口の傾向について
待ってました
吟醸滓酒が出てくると、みなさん
「なにこれ、うまーーーーっ!」
客「どこで買えるんですか?」
つ「
西屋さん!」
A「はい、予約!」
B「はい、予約!」
C「はい、予約!」
D「はい、予約!」
この場で数本売れる(笑 ←なんて合理的な会だ
本日の蔵元オススメ肴は、那珂川産「
鮎のうるか」。
白うるかと
黒うるかと両方いただく。

うるか
さーて、恒例の蔵元グッズじゃんけん大会はじめまーーーす!
蔵元前掛けあげちゃいまーす!

蔵元Tシャツもあげちゃいまーす!

そして、初めて参加の方が多いということから「
井こし」からもプレゼント。
「旭興」純米吟醸あげちゃいまーす!
さらになんと、、、
ちょー楽しそーな
渡邉さんが、着てた「
旭興」ハッピを脱ぎだした、
蔵元ハッピもあげちゃいまーす!
わははは、なんて太っ腹っ!こうして、「
旭興」の会はものすごーく盛り上がってみなさんぼちぼちお帰りに。
◆本日の旭興大吟醸 鑑評会出品酒(金賞受賞酒)
純米大吟醸 生原酒 無加圧 斗瓶取り 雄町
純米吟醸 無濾過生原酒 無加圧 斗瓶取り
特別純米生原酒 二段式酸基醴もと
特別純米生原酒 直汲み 五百万石
たまか 生もと純米吟醸(ピンクラベル)
吟醸 滓酒(生)
貴醸酒「百」2008
蔵元ご提供企業秘密酒
※渡邉さん曰く「こんなにウチの生が揃ってる会はありえない」
◆本日の料理盛り込み
(とんび塩、ばくらい、いしりホタテ、エシャレット甘酢)
カツオたたき
ミョウガナムル
馬刺(コウネ付)
赤鶏のタタキ(柚子こしょう)
海老しんじょうとシシトウ
ズッキーニの天ぷら(黒塩)
大根煮とサバそぼろ&トマトカッテージチーズ
黒うるか、白うるか(旭興蔵元オススメ)
自家製の白瓜のしょうゆ漬、小梅カリカリ梅、ピクルス
「旭興」貴醸酒シャーベット
◆本日の仕込水那珂川支流武茂川伏流水
渡邉さん、西屋さん、井越さん、玉さん、お疲れ様でした!
ご来店くださった参加者のみなさま、ありがとうございました!
会終了後、ニッコニコ笑顔の
渡邉さんが、
「やっぱ巣鴨はいいッスね〜」

本日の酒と渡邉さん
一部を除いてみなさんが帰られたあと、希望者で「
ブラッシュアップ」講習会。
渡邉さんがなにやらカプセルを取り出す。
渡「コレ、なんだかわかります?」
一同、なんだなんだ?
キャップを開けると店中に強い香りが。
渡「これが酢酸イソアミル、これがカプロン酸エチル、これがカプロン酸エステル、これが・・・」
ブラッシュアップ講習は
酵母と香りの関係についてですか!
みなさん興味深深にカプセルをひとつひとつ手に取り香りを嗅ぐ。
で、みんなブワっと鼻をやられる(笑 わははは
そんなこんなやってたら
ガラっ
「なんか楽しそうですね」
「
もん家」
刺激さんっ! 違った、
茂樹さんっ!
こうしてまたまた巣鴨「
旭興」の会はディープな世界へと突入するのであった、まる