2010年05月03日

群馬でBBQ!その2

群馬で呑んでみたりする。

私は周りから「巣鴨のサイヤ人」と呼ばれてる。
対して「栃木のサイヤ人」と呼ばれるのがこの人、ZEAL加藤さん

そのZEAL加藤さんの呼びかけでバーベキューが行われた。

場所は群馬「町田酒造」。


 前回記事 > 「群馬でBBQ!その1



さぁ、BBQの2日目、次に向かうは同じ群馬のあそこ。


 群馬「浅間山」っ!




みんなで数台の車に乗りこむ。
大坂さんはひとりバイク。
私は、「若駒」かっしー運転するかっしー号の助手席にふんぞりかえってレッツラゴーっ!


かっしーが奈良「風の森」から「若駒」蔵に戻り、今年初めて造った「善十郎」。
これがむちゃくちゃ美味しくて周りからも絶賛されてるのだが、各方面から「褒めると調子に乗るからけちょんけちょんに言っといて」と念を押されてる。


つ「かっしー、お酒美味しかったけど褒めないからね」


 って、これじゃただのツンデレじゃないかっ(笑



途中、道の駅を通過するも、どの車も素通り。
この理由はあとで判明することになる。


か「ところで、浅間山さんって大きいって聞きましたけど」
つ「スゴいですよ。おくちポカーン(°o°ってなるよ」

かっしーとうひゃうひゃお話してるうちに、到着しました「浅間山」本社蔵。



◆過去関連記事:
 「浅間山を醸す!その1(2007/08/08)」
 「浅間山を醸す!その2(2007/08/08)」




しばらく外で待ってると、櫻井さんが出てこられた。
櫻井さんが蔵の資料をわざわざ作ってご用意くださってて、丁寧に蔵を案内いただく。


あちこち見せていただきながら大坂さんと、

つ「松井さんがココにいたら大変だったね」
大「あちこちフリーダムに遊びまわりますね」



 松井さんにとって他蔵はレジャーランドですから(笑



ぐるーっと一通り案内してもらい、次はもうひとつの蔵に行きましょう。
それぞれの車で第二蔵に向かう。

つ「あ、かっしー、ココ!」



かっしー at 浅間酒造観光センター かっしー at 浅間酒造観光センター


 かっしー、おくちポカーン(°o°スゲー




さっそくみんな「浅間酒造観光センター」に入ってお土産を探し出す。


 って、まだ早いから(笑 ←蔵見学の後にしなさいよ



途中の道の駅に寄らなかったのは、これが理由ですね。
お土産はココで買えますから。


しばらくすると、櫻井さんがいらして併設蔵を案内いただく。

見たことない設備にみなさんクリビツテンギョー!
かっしー

か「この設備、本でしか見たことない・・・」

と大喜び。

一通り案内していただいたあとは、浅間酒造観光センターで遅めの昼食。
そしてお土産を買いあさるご一行。


 櫻井さん、ありがとうございました!


さて、今回のBBQはココで解散。


 ZEAL加藤さん、お疲れ様でした!



それぞれの車は各々の帰路へと向かう。
町田さんZEAL加藤さんは「町田酒造」蔵にお戻り。
大坂さんはバイクで東京に向けて出発。

さーて、自分はどーしましょかね。
かっしーが小山に帰るので、小山経由で東京に帰ろうかな。
というわけで、またまたかっしー号に乗り込む。
H子さんは、、、、かっしー号に潜り込んで同じく小山経由で東京へ。


さーて出発しましょか。

 ん?


つ「かっしー、難しい顔してどーしたの?」
か「このカーナビ、壊れてるんですかね?ココから小山まで3時間半って出るんですけど」

それを聞いた櫻井さん

櫻「普通にそのぐらいかかりますよ」


 さー、長旅が始まるよ



うひゃうひゃ話しながらしばらく走ってるとH子さんが、

H「かっしーって運転上手ですね。」
つ「ダメだから!褒めると調子に乗るから褒めちゃダメだから!」
か「えー、褒められて伸びるタイプなんだけどな」


 伸びるのは鼻だけどなっ!



そんなこんなでおもしろおかしー長旅もいよいよ終点。
小山に入ると、あそこに顔を出さねばなるまい。
チキチキ隊長がドンと構えてるあそこ。


 西屋酒店っ!



かっしーは長旅運転でお疲れのようなので解放してあげる。


 かっしー、お疲れ様でした!妹さんにヨロシク!



西屋さんでお酒をいろいろいろいろ物色。
勝手に冷蔵庫に侵入してうひゃーとか言ってると、

西「軽くいきます?」

チキチキ西屋号で向かった先はもちろん間々田「ひろせい」。


 って、うちら帰るんじゃなかったのか?



H子さん、あなたは昨日日帰りのハズじゃなかったのか?


 おもしろいぞH子っ(笑



お店に入って、ひろせいマスターにごあいさつ。
どーやら私はオナカが空いてたようで、バクバク食べる食べる。ビール飲む飲む。
日本酒は「雄東正宗」いきましょうかね。
って呑んでたら西屋さんの携帯に着信。
相手は


 「雄東正宗」杉田さん(すぎちん)っ!


西屋さんが鳴ってる携帯をH子さんに渡して

H「もしもし?」
す「あ、、、、、、ま、間違えました」
H「間違ってませんよ」
す「、、、、、、、か、かけなおします」


 かけなおしてもまたH子出るからっ(笑



そのまま西屋さんに代わり

西「あーすぎちん、今出たのオレの嫁だから」
す「あ、そーでしたか」


 なわけないだろ、気付けよすぎちん(笑



数分後、すぎちんご来店。
おもしろおかしく呑んでるうちに、ふと気付く。


 東京までの終電、、、終わってない?



わははは、帰れないぞ。
っていうかH子さん、またお泊まりですか?


 おもしろいぞH子っ(笑



すぎちん西屋さんがホテルを探してくださったので、安心して宴会再開。
ひろせいマスターも交えて遅い時間までうひゃうひゃ呑む。
閉店時間もかなり過ぎた頃、そろそろお開きに。
すぎちんはアルコールを飲まないでいてくれたので、すぎちん号でホテルに向かう。
ホテルに着いてからも、

「あれ?カバンの中に西屋さんトコで買ったビールが」
「あれ?こっちにも西屋さんトコで買ったお酒が」

てなことになったらそりゃもう呑むしかないさ。
うひゃうひゃ呑んでたら窓の外が明るくなってきたので、一応寝る努力をしてみる。






翌朝、、、、、
さー今度こそ帰るぞーと思ってたら、西屋さんから

西「お昼一緒に食べません?」


 もちろん食べますっ! ←帰る気ないよコイツ



おなじみ、小山駅の怪しい従業員通路を通るのは小山に来たらお約束。


おなじみ、謎の従業員通路 おなじみ、謎の従業員通路



チキチキ西屋号に乗り込み「楽樹」に行こうと思ったらお休みのご様子。

西「どこに行きますかねー?」

てなわけで、、、、


 やってきました益子(笑 ←なんでじゃ


益子焼春の大陶器市 益子焼春の大陶器市


ちょうど益子の陶器市が行われていたので、ねりねり練り歩く。

こんなのとか、
 ↓
名犬 名犬


こんなの見つけてうひゃーとか言いながら、ねりねり練り歩く。
 ↓
名猫 名猫




庭にハニワ、裏庭には二羽ハニワ 庭にハニワ、裏庭には二羽ハニワ



つ「あっ!大坂さんへのお土産、ハニワに決定!」
H「どこに置くの?コレ」

つ「店の前に埋める



指ハニワ(フィンガーハニー)で遊ぶ大坂さん 指ハニワ(フィンガーハニー)で遊ぶ大坂さん




野外の蕎麦屋で蕎麦を食べて、酒器やら酒器やら酒器やらをお安く購入。←正しいヨッパライ



益子焼窯元共販センター 益子焼窯元共販センター



さーて、益子を堪能したし、そろそろ東京に、、、


 帰るわけがないっ!



益子の隣は真岡。
真岡といえば素通りするわけにはいかない。


 辻善兵衛商店っ!



辻さんが笑いながら出迎えてくれる。

辻「なんでココにいるんですか?」
つ「話せば長くなるけど、どこから話します?」


 群馬でBBQやったら真岡にいました(汗



辻「ちょうど蔵を改装中なんですけど見ます?」


 わーい



◆過去関連記事:
 「辻善兵衛を醸す!(2009/07/18)」
 「辻善兵衛を醸す!(2007/04/12)」




辻「先日、床のコンクリート打ち直したんですよ」


打ち直したコンクリート 打ち直したコンクリート


甑の説明の際に、

辻「毎年1回は大量に米を蒸す時があるんですけど、、その時は、、、」


辻さん、チラっとこっちを見てニンマリ。


 こんもりとして、、、メガ盛って感じ? ←ものすごく嬉しそー





サーマルタンクの中には純米吟醸3兄弟がタプンタプン。
左から「八反」「万石」「雄町」と書いてますな。

万石は五百万石ですが、八反は八反錦ではありません。←一応おやくそく


純米吟醸3兄弟 純米吟醸3兄弟


辻「麹室もね、いま殺菌したあとでね、それでね、でね、目がいてーーーっ!


麹室 麹室



今回初めて知ったのだが、「辻善兵衛商店」は50年前まで醤油「都司(つじ)」も造っていたそうだ。


都司醤油ラベル 都司醤油ラベル



辻「醤油蔵も残ってますよ。倉庫に使ってますけど見ます?」
つ「へ?」
辻「昔はこの倍の長さだったのを、半分にぶったぎったそうです」


醤油蔵 醤油蔵


 辻醤油蔵、初めて見たっ!



辻善兵衛」蔵の中では最も古い建物が、入口門から一番近いこの蔵。


一番古い蔵 一番古い蔵



辻「中に入ります?」


 わーい


棚の上に火縄銃を発見!

つ「スゲー、火縄銃がある」
辻「それはあんまり珍しくないですよ」


 十分珍しいですからっ!


辻「火縄銃の上にある天秤棒の方が珍しくないですか?」


火縄銃と天秤棒 火縄銃と天秤棒


 火縄銃と天秤棒が並んでるシュールな図(笑



地酒館(バイク車庫ともいう)に戻り、お茶をいただく。

つ「なに?このラベルの山」
辻「整理してたら昔のラベルが出てきて。欲しい人にあげようかと」


 スゲー、全種類もらってくー!


桜川」はもちろん、かつての銘柄「敷嶋の花」「栃誉」「必勝冠」、さらに醤油「都司」ラベルや油紙ラベルなど超貴重な物も。


ふる〜いラベル ふる〜いラベル



 250年の歴史はハンパじゃないぞ「辻善兵衛」!



さらに、、、初公開!辻善兵衛家系図!


辻善兵衛家系図 辻善兵衛家系図




つ「辻さんて先祖代々物持ちが良いですよね」
辻「うちのじいさんなんてスゴいですよ。蔵の2階に線路のレールありましたからね」


 へ?線路?レール?



どこからか線路のレールを持ってきて、蔵の2階に敷かれてたそう。
辻さんが処分する時、あまりにも重くて大人数で苦労しながら運び出したそうだ(笑



文化2年(1805年)の桜川看板 文化2年(1805年)の桜川看板



辻善兵衛」蔵を堪能したので、さーて今度こそホントにホントに東京に帰りますかね。


 辻さん、ありがとうございました!


チキチキ西屋号で小山駅まで送ってもらい、今度こそ池袋行きの電車に乗る。


 西屋さん、ありがとうございました!



電車の中では、日帰りのつもりが3日も呑みっぱなしで、もはやぶっ壊れたH子さんけらけら笑いが止まらず。


 家までもーちょっとだから頑張れH子っ!




やっと池袋に着いたーーー!
と思ったら、大塚「きたやま」日本酒担当Yちゃんからメール。


> 酒徒庵で呑んでます



池袋を素通りして、、、


 四ツ谷「酒徒庵」に向かう(笑



 がんばれっH子(笑 ←それでも来るところがスゴい



さらにその後は巣鴨で降りて、みんなで「KUSHIKOMA 井こし」。



 大丈夫だ!少しずつ少しずつ家に近づいてるから大丈夫だ!(笑
posted by つかさ at 23:06| Comment(4) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2010年05月02日

群馬でBBQ!その1

群馬で呑んでみたりする。

私は周りから「巣鴨のサイヤ人」と呼ばれてる。
対して「栃木のサイヤ人」と呼ばれるのがこの人、ZEAL加藤さん

そのZEAL加藤さんの呼びかけでバーベキューが行われた。

場所は群馬「町田酒造」。

当日、東麻布「逢坂大坂さんは下準備を手伝うため一足先に現地入り。
私は「逢坂」裏ボスH子さんと一緒に行く予定だったが、のっぴきならぬ事情により先に行っててもらう。←寝坊とかじゃないよ

のんびり電車に揺られ群馬に向かってると、自分より1時間も前に、しかも新幹線で向かってるハズのH子さんからメールが。


> 違う駅で降りちゃったら電車がしばらく来ない〜



結局、H子さんは私と同じ時間に現地に到着。


 おもしろいぞH子っ(笑



駒形駅からてくてく歩いて町田酒造蔵に行こうかなと思ったら、駅に着いた瞬間ZEAL加藤さんから着信。

つ「いま駅に着きましたよー」
Z「車で迎えに行きまーす」

これはありがたい、と駅で待ってると、、、


 栃木「若駒」柏瀬さん(かっしー)号がお出迎え


か「ちょーど乾杯始まるところだったんですよ」

と運転する手にはカラの紙コップ。
迎えに来てもらっといてなんだけど、、、


 紙コップは置いてくればいいのに(笑



かっしー号町田酒造に到着して中庭に入ると、、


町田酒造BBQ 町田酒造BBQ


 おー、やってるやってる!



奥では「逢坂大坂さんがひたすらお肉を捌いてる。

つ「肉屋のあんちゃん、よろしくね」


アド街東麻布第1位の肉屋のあんちゃん アド街東麻布第1位の肉屋のあんちゃん



今日は特上のお肉ばかりを用意したそうなので、さっそく焼かれてるお肉をバクバク食べる。


 うまーーーー!



鉄板から次々とお肉を取ってると、背後から怒鳴り声が。

松「それ、オレの肉!オレが焼いてる肉、取らないでよ!」


 わははは、「松の寿」松井さんっ!



実は、今日の参加者はものすごーく濃いメンツ。
群馬からは、会場を提供くださった「町田酒造」町田さんご夫婦はもちろん、「巌」高井さん、「貴娘」吉田さんご家族。栃木からは「松の寿」松井さん、「姿」飯沼さん、「若駒」かっしーという蔵元の面々。
そしてZEAL加藤さん、「逢坂」、大阪「酒味の蔵」の知り合いが30名ほど集まって、お昼スタート〜倒れるまでというむちゃくちゃ楽しいBBQなのだ。



蔵元さんが持ってこられた数々のお酒を呑みながらお肉をバクバクいただいてると、、
出てきました、本日のお楽しみ極上レバ刺し!


極上レバ刺し 極上レバ刺し


このレバ刺し、出された瞬間数秒で消える。


Z「町田さんができあがっちゃう前に蔵を案内してもらってくださーい」


おもしろそーなので、一緒についてってみる。


◆過去関連記事:
 「町田酒造を醸す!(2009/07/27)」



町田さんも見学者もヨッパライ状態なのでざっくりと蔵をまわる。
ところで、、、
さっきから蔵の物を勝手にいぢりまくってるヤツがいるぞ。


 松井さん、自由すぎっ(笑


フリーダムすぎる松井さん フリーダムすぎる松井さん



ヤブタによじ登っては

松「オッケーオッケー!」


どこからか道具を持ち出してきては


松「オッケーオッケー!」


 松井さん、フリーダムバンザイっ!



フリーダムすぎる松井さん フリーダムすぎる松井さん



蔵見学の後は、また中庭に戻ってバクバク食べる、ぐいぐい呑む。

松「BBQの写真撮って、来れなかった辻くんに送っちゃお」
つ「辻さん、食べ物が絡むと本気で怒りますよ」


ところが、、、しばらく経っても辻さんから返信が来ない。

松「やべー、辻くん怒ってる!怒ってる!」←自業自得



飯沼さん松井さんと一緒にうひゃうひゃ呑んでたが、かっしーがなかなか近寄ってこない。

つ「かっしー、こっち来て一緒に呑もーよ」
か「ヤだ、むちゃくちゃ呑まされるからヤだ!」←野生の勘


まったりと時間が過ぎ、夕方前には「貴娘吉田さんご家族がお帰りに。
入れ替わるように、今度はあの人が。
おなじみ「結人圭治さんのお兄さん、



 「桂川」柳澤清嗣さんっ!



清嗣さん、高井さん 清嗣さん、高井さん



結人」はまだ造り最中なので、すぐ近所にもかかわらず圭治さんは外出できず。


 圭治さん、悔しがるがいいさっ!


あ、ちなみに圭治さんも遊びに行くことはしているらしく、先日も

圭「SAライブ行ってきやしたー!でもこの話通じるのつかささんしかいなくて」

と、真夜中に電話が(笑 ←造りの最中だろが!


バンドのメンバーに結人」差し入れて喜んでいただけたようです。




飯沼さん、町田さん、清嗣さん 飯沼さん、町田さん、清嗣さん


あれ?フリーダムな松井さんはドコ?




肉屋のあんちゃん見習い 肉屋のあんちゃん見習い


 わははは、レバー捌いてるしっ(笑



つ「レバ刺しってもっと薄くないですか?」
松「いーのいーの、味は一緒」


極上レバぶつ切り 極上レバぶつ切り


 これはこれでうまーーー



いろんな人から「巌の高井さんとつかささんは絶対に波長が合うから」と言われていたが、高井さんとはなかなか絡む機会が無かった。
今日はじっくりとお話ができるかなぁと思っていると、高井さんと目が合う。



 見詰め合ったまま沈黙



お互い、にじりにじり近づき、、、


 無言でガシっと抱き合う(笑



 わはははは、おもしろいぞ高井さんっ!



ホントに波長が自分と一緒です、高井さん
っていうかキャラ強すぎ。

なんと、本日参加されてる「dancyuM谷さんと高校の同級生だったらしい。


高・M「男子校だったから女子がいないんスよ!女子がっ!

と、2人に逆ギレされる(笑



日が落ちても宴会は続くよどこまでも。
そろそろお帰りになる方もちらほら。
日帰り東京組を見送ったあと、ふと横を見るとH子さんが手を振ってる。



 あれ?H子さん日帰りのハズじゃ? ←明日用事があるって


H「なんだかわからないけど泊まるハメに・・・」


 おもしろいぞH子っ(笑



ふと気が付くと、12時〜21時まで延々呑み食い続けてるヨッパライたち。
そろそろ肌寒くなってきたので建物の中に移動しますかね。
町田酒造別棟に入ると既に布団が敷かれてて、気絶してる人や、疲れ果てた肉屋のあんちゃんが転がってる(笑


強化合宿所 強化合宿所



その横で遠慮することなく2次会の乾杯。


 まだ呑むんかいっ!


2次会乾杯 2次会乾杯




高「女子が少ないじゃなくて、いないんスよ!女子がっ!


高井さん 高井さん



高井さんのお酒をよくよく見ると、、、


誉愛國 誉愛國


 わははは、原材料名:米、米麹、っ!




布団の横での宴会は便利この上なし。
眠くなったらすぐスライド。
一人、また一人と布団に消えていき、気が付いたらかっしーと2人っきり。


 よし、かっしー、呑むぞ!


か「いや、もう寝ましょうよ」←正解


しょうがないから明日に備えて寝ますかね。








翌朝、喉が渇いたので目が覚める。
まだみなさん布団の中でモゾモゾ。

うーん、飲み物を買いにコンビニ行こうかな。

近所のコンビニまでてくてくお散歩。
帰ってきて、寝起きのかっしーに「ホイっ」とコーラを渡し、


 買ってきた缶ビールをプシュっ


あちこちから

「いまプシュって言ったよ」


と笑われるが、なんで笑われてるのかわからず。
起きてきた松井さんがうひゃうひゃ笑いながら

松「水とかジュースっていう選択肢は無かったの?」



 あ、それかっ!



清嗣さんは昨晩遅くに帰られ、飯沼さんは今朝早くに帰られたご様子。
中庭に出ると、アド街東麻布第1位の定食屋のあんちゃんが朝ごはんの準備中。


朝ごはんの支度 朝ごはんの支度


立ちながら、みんなでわいわい朝ごはんおいしーーーー!


朝ごはん 朝ごはん


中庭で一休みしてると、フリーダムな自由人松井さんが、積まれてるP箱によじ登ってる。


 わははは、松井さんまたなにかやってる(笑



P箱から空き瓶を取り出して、

松「見て見て、司焼酎!」


松井さんと司焼酎 松井さんと司焼酎


実はこれ、松井さんの修行してた群馬「美峰酒類」の焼酎だそうだ。
ここで若葉さんと知り合ったんですね。


さーて、そろそろ次の目的地に向かいますかね。
松井さん高井さんはココでお別れ。



町田酒造町田さん、奥様マチエミさん、蔵のみなさん、お世話になりました!


 ありがとうございました!



町「自分は一緒に行きますよ」


 わははは、町田さん拉致られたのね(笑


さぁ、次に向かうは同じ群馬、といってもかなり遠いぞ。


 群馬「浅間山」っ!



続く・・・・
posted by つかさ at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2010年04月03日

SS交流会!

栃木で呑んだくれてみたりする。

日本酒好きで知らぬ人はいない名店「かんだ光壽大野さん主催の栃木県ツアー第2弾がついに実現した。


◆関連記事:
 「辻善兵衛を醸す!(2007/04/12)」
 「大那を醸す!(2007/04/10)」
 「松の寿を醸す!(2007/04/09)」
 「魅惑の栃木酒蔵ツアー!(2007/04/07)」



前回も一緒に参加した東麻布「逢坂大坂店長と共に栃木へと向かう。
もちろん車内ではビールで宴会。


なすの なすの



那須塩原駅を降りると、、、


 なんでいるんだ?まりりんご(笑




みんなでホテルに向かうバスに乗り込む。


SS交流会号 SS交流会号


バスのプレートに「SS交流会」。
SSとは「下野杜氏」と「信濃」だそうだ。



SS交流会号内部 SS交流会号内部



バスは前回同様「大那阿久津さんの御親戚が経営されてる「奥塩原高原ホテル」に向かった。


今日の宴会は「かんだ光壽」「しんばし光寿」の常連さんと蔵元さんが総勢50数名。
※神田は「」、新橋は「寿」って知ってた?


ホテルに着いたら、ひとっ風呂浴びて宴会に備える。
蔵元さんや参加者さんと裸のお付き合いをした後は、、
雄町かねの宴会が始まるよっ!


宴会料理 宴会料理



宴会場に入ると、ステージに蔵元さん達が並ぶ。



参加蔵元 参加蔵元




そして、司会は「松の寿松井さん


松井さん、なんとこの宴会の実行委員長っ!



司会は松井さん 司会は松井さん



 松井さん、楽しそーっ!



【酒くれ!動画】(00:45)
 松井さんごあいさつ



そして本日参加の蔵元さんがごあいさつ。



辻善兵衛辻さん

辻さんのご挨拶 辻さんのご挨拶


姿飯沼さん

飯沼さんのご挨拶 飯沼さんのご挨拶


澤姫井上さん

井上さんのご挨拶 井上さんのご挨拶


雄東正宗杉田さん。←すぎちん

杉田さんのご挨拶 杉田さんのご挨拶


大那斉藤さん

斉藤さんのご挨拶 斉藤さんのご挨拶


若駒柏瀬さん。←かっしー

柏瀬さんのご挨拶 柏瀬さんのご挨拶


長野からスペシャル参加の「明鏡止水大澤さん

大澤さんのご挨拶 大澤さんのご挨拶


そして今日の首謀…主役の大野さん

大野さんのご挨拶 大野さんのご挨拶


乾杯の音頭は、「しんばし光寿」店長の五味さん

五味店長の乾杯 五味店長の乾杯


ついに宴会が始まった。


あちこちに各蔵のお酒が回られる。
私と「逢坂」店長の席には、松井さんが瓶を次々に持ってきてくださる。

松「はい、仕込水」

松「はい、仕込水」

松「はい、仕込水」



 松井さん、お酒持ってきてもよくね?(笑



私の隣には、あのデカい人が陣取った。

辻「オレの席ココね」


辻さん 辻さん


辻「自分、あちこち回ってきますけど、その間に自分の料理取ったらわかってますよね?」


 奪いません!奪いませんってばっ! ←自殺願望無いですから



すぎちんが回ってこられた。

杉「今日のTシャツ見てくださいよ」


すぎちん すぎちん


 わははは、ガリガリ君Tシャツっ!


※ガリガリ君Tシャツは私のトレードマーク



ん?辻さん、舞台の上でなにしてんの?


ハッピをせっせと仕舞う辻さん ハッピをせっせと仕舞う辻さん


辻「もう仕事モード終わり。さぁ呑むぞー」


 わははは、まだ10分くらいしか経ってなくない?(笑



姿」「杉並木」の飯沼さんはもっと寡黙な方かと思ったらそうでもないのね。


 なーんだ、こっち側の人種じゃん(笑


飯沼さん 飯沼さん



しばらくすると、お仕事を終えられた「鳳凰美田小林さんが到着。
さっそく小林さんのごあいさつ。

小林さん 小林さん


小林さんとお話してると、「鳳凰美田」が女性に好まれるのもよくわかります。



ん?
松井さん、なにしてんの?

松井さんちょっと休憩 松井さんちょっと休憩


 松井さん、ステージがオレの席っ(笑



私の好きなお酒「明鏡止水大澤さんが回ってこられる。

大澤さん 大澤さん


↓の過去記事でも書いてるように、「明鏡止水」は大好きな家酒のひとつ。

◆明鏡止水関連記事:
 「明鏡止水18!(2006/05/26)」



うひゃうひゃ呑んでると、ついにはじまりましたよーのカラオケタイム。


かっしーとすぎちん かっしーとすぎちん


 SMAPか?SMAP歌うのか?


かっしーとすぎちん かっしーとすぎちん



お次は、、、


 井上さんと辻さんの横綱対決(笑


井上さんと辻さん 井上さんと辻さん


うわっ、大坂さん乱入、、、


 三つ巴っ!?


井上さんと辻さんと大坂さん、えっ? 井上さんと辻さんと大坂さん、えっ?

井上さんと辻さんと大坂さん、ええっ? 井上さんと辻さんと大坂さん、ええっ?

井上さんと辻さんと大坂さん、えええっ? 井上さんと辻さんと大坂さん、えええっ?


ちなみに、今晩はこの3人一緒の部屋。


 「相撲部屋」と呼ばれ、畏れられる(笑 ←命名、松井さん




ちょ、大坂さん、、、あんたステージの上でなにやってんの?


いーちょーしの大坂さん いーちょーしの大坂さん




おお、大澤さんのサザンっ!


大澤さん 大澤さん



禁断の3人 禁断の3人


 あぁぁぁ、もうしーらないっと(笑




宴会はお開きになっても、蔵元さん達はおさまらない。
相撲部屋」に集まって呑み続ける。


 この後の写真は道徳的に問題あるので掲載できません(笑


ヘベレケな2人 ヘベレケな2人



翌朝、元気よく起きて温泉に入って朝御飯食べる一行。


 辻さん、朝から3杯は食べすぎっ!



部屋に戻ってひと寝入りしてると、フロアから電話が。

フ「みなさん、もう出発しますけど?」


 えーーーっ!



あわてて着替えてチェックアウト。
みなさん、お待たせしちゃってすみませんでした。


で、みなさんは貸切バスで移動。
私はすぎちん号に乗り込む。
すぎちん号の後部座席にはかっしーがふんぞり返ってる。

せっかくみんなと別の車なんだから違う行動取りたいよねってコトで「千本松牧場」に寄るにする。
もう独断で。

杉・柏「着くの遅くなっても大丈夫ですかね?」
つ「だいじょーぶだいじょーぶ、何とかなるって」


千本松牧場」で絞りたて牛乳をぐびぐび飲んだあと、オススメのソフトクリームをいただく。

つ「なんにする?おごるよ」
杉「バニラで」
柏「ストロベリー!なにがなんでもストロベリー!」


すぎちんとかっしー すぎちんとかっしー



集合場の「たわら寿」に着いたら、当然バスは先に到着。

全「遅いよー」
つ「いや、かっしーがどーしてもカレー食べたいって言い出して」
柏「えーーー、オレ?」
つ「すぎちんもどーしてもジョッキ牛乳飲みたいって言い出して」
杉「えーーー、オレ?」


たわら寿のお料理 たわら寿のお料理


まぁまぁ、すぎちん水でも飲んで落ち着けや。


まぁまぁ水でも まぁまぁ水でも


で、すぎちんの乾杯で、宴会第2弾開始。


すぎちん乾杯 すぎちん乾杯



飯沼さんはこっち側の人種とわかったので、もう容赦はしない。
東京に来たら行きますよ! ←ドコに?(笑


飯沼さん 飯沼さん



辻さんはバイクで移動のため、お酒禁止。
代わりに私がたらふく呑むからオッケー。


辻さん 辻さん



たわら寿」は先代までは「たわら寿司」というお寿司屋さんだったので、〆のお寿司は当然うんまーい!


たわら寿のお寿司 たわら寿のお寿司



さーて、お昼もたらふく呑んだし(笑
移動しますか。


みなさんはバス。
私はかっしーまりりんごすぎちん号
辻さんはバイク。


辻さんと隼 辻さんと隼


すぎちん号から後ろを見ると、辻さんに煽られてる。


隼で煽る辻さん 隼で煽る辻さん



つ「すぎちん、かっしー、後ろから辻さんが!」
柏「なにか食べます?」
杉「コンビニに栃木レモンあるかな」


 会話しよーよ3人



運転すぎちんとのほほんかっしー 運転すぎちんとのほほんかっしー



蔵元見学でもしましょかね、ということで着いたのは「杉並木飯沼銘醸
飯沼さんが50人もの参加者を蔵案内してる最中、


松井さん、なにしてんの? 松井さん、なにしてんの?



 松井さんとすぎちん、なに遊んでんの?(笑




次の移動先は小山。
かっしーの本拠地、「若駒若駒酒造っ!


もう、勝手知ったる我が家なので、説明しながら行動。


ご存知、この蔵はTBS日曜劇場「JIN −仁−」ロケに使われていたので、その跡があちこちに。
最終話(だったっけ?)の手術の説明に使ったボードがそのまま残ってる。


撮影に使ったボード 撮影に使ったボード


ちなみに、これは昨年伺った時に撮った撮影備品の一部。

「仁」撮影備品と若かりし頃の大坂さん(半年前) 「仁」撮影備品と若かりし頃の大坂さん(半年前)

仁撮影備品 仁撮影備品



ちょちょいと蔵見学の後は、バスに潜り込み、呑みながら東京駅まで移動。

蔵元さん、ありがとうございました!
大野さん、「光壽」「光寿」のみなさん、ありがとうございました!


これからもよろしくお願いします。
といって、ヨッパライは続くよどこまでも(笑
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2010年03月14日

マジカル・山口ツアー(その3)!

山口で呑んだくれてみたりする。


事の始まりは突然である。

その日、おなじみ私が日本酒プロデューサーを担当している四ツ谷「酒徒庵」にて、山口「東洋美人澄川会長さん、「オレンジページ」ブックス編集長の比留間さん、店長わびさびさん、副店長だんちょーさん、私、で呑んでいた。。


澄「萩はいいですよ。牛刺の寿司をつまみながらの一杯は最高ですよ



比・わ・だ・つ「よしっ、萩に行こうっ!」←全日空のCM



◆前記事:
 「マジカル・山口ツアー(その1)!(2010/03/12)」
 「マジカル・山口ツアー(その2)!(2010/03/13)」



前日、萩の「東洋美人澄川さんにお世話になった一行は次なる目的地、宇部へと移動。
昨晩「ゴリさんとヘベレケに呑んでも朝はちゃんと全員集合。
同行の料理研究家稲垣さんが車をてきぱき手配してくれたので、安心して朝食。
しっかり朝ごはんを食べたあとは、アソコに向かいましょ。



 貴「永山本家酒造」っ!




実はタイミングの良いことに、本日は「永山本家酒造」の蔵開き
近所の老若男女が蔵に集まってワイワイお祭り。
蔵に到着すると、集まってる集まってる。

ワイワイお祭りの横をすり抜けて、ゴリさんにごあいさつ。


ゴ「蔵の中を案内しましょ」

早速、蔵の中を拝見。

つ「造りは落ち着いたんですか?」
ゴ「いや、それがね。造りが終わると思ったら、キミ達なんでソコにいるの?」


キミ達なんでソコにいるの? キミ達なんでソコにいるの?



 わははは、どこに隠れてたんだい?



ゴ「しょうがないから麹米も買い増ししましたよ」


じゃぁ麹米も買い増しするか じゃぁ麹米も買い増しするか



げらげら笑ってると、右を指差し

ゴ「搾り場の近くに自分の部屋があるのってダメですよね」


右に圧搾機があって 右に圧搾機があって


左にはゴリさん部屋。


左にゴリさん部屋 左にゴリさん部屋



 呑んじゃうから!ホース直結して呑んじゃうから(笑



2階に案内してもらうと、、、
目の前には日本酒造りに重要な機械、、、


 トレーニングマシン(笑



トレーニングマシン トレーニングマシン




麹室に入ってカメラを向けると、ゴリさんがポーズをとってくれる。


名杜氏ゴリ 名杜氏ゴリ

名杜氏ゴリ 名杜氏ゴリ

名杜氏ゴリ 名杜氏ゴリ


ゴ「どう?(常きげん)農口さんっぽい?」

つ「あ、この間のNHKプロフェッショナル?見逃しちゃって」
わ・だ「自分達もお店にいたから見てないし」
比・稲「実は私達も見てなくて・・・」


ゴ「ダレも見てねぇのかよっ!」 ←日本酒好きとして失格




麹室のゴリさん 麹室のゴリさん

麹室を覗くだんちょー 麹室を覗くだんちょー




1階に下りて酒母室を開けてもらう。


酒母室 酒母室


酒母タンクを覗いて、ふと横を見ると


 酒母室を走り回る子供の姿っ?



蔵開きの参加者があっちこっちにいるのを忘れてました(汗



タンク群 タンク群


蔵内をウロウロする子供達を見ながら

ゴ「タンクの上にあがりたいけど、エラいことに・・・」

全「いいからっ!あがらなくていいからっ!」



搾り槽 搾り槽

立派な搾り槽を発見。

つ「おぉ、コレが貴の美味しさの秘密の・・・」
ゴ「あ、それ使ってない」



さーて、蔵内をぐるっとまわったら蔵開きに参加するぞー!


蔵開き 蔵開き


わいわい楽しそー
みんなバラバラになって単独行動。 ←団体行動がムリな人たち
でも後から写真を見ると誰かしら写り込んでる。



蔵開き 蔵開き

比留間さん発見!



蔵開き 蔵開き

わびさびさんだんちょー発見!



蔵開き 蔵開き

比留間さん発見!



あれ、ゴリさんドコ?
なんとゴリさん、餅搗きの準備ちゅー


ゴリさん餅搗きちゅー ゴリさん餅搗きちゅー

ゴリさん餅搗きちゅー ゴリさん餅搗きちゅー

ゴリさん餅搗きちゅー ゴリさん餅搗きちゅー

ゴリさん餅搗きちゅー ゴリさん餅搗きちゅー


隣で見ていただんちょー

つ「だんちょーもお餅搗いてよ」
だ「よーし、おとーさんがんばっちゃうぞー」

寒い中半そでTシャツになるだんちょー。(しかも酒徒庵Tシャツだし)


だんちょー餅搗きちゅー だんちょー餅搗きちゅー

だんちょー餅搗きちゅー だんちょー餅搗きちゅー


草餅のできあがりっ!


搗き立ての草餅 搗き立ての草餅



さーて、お酒をもらいに行こうかな、、、
飲み比べコーナーにむかうと、一行みんながコーナーお手伝いちゅー。


みんなでお手伝い? みんなでお手伝い?


比留間さん

比「見て見て、働いちゃった。」

お客さんから受け取ったお金を持ってにっこり。



比留間さんお手伝い? 比留間さんお手伝い?


 せめて働く時はお酒を手放しません?(笑




ちょいと座って休憩でもしましょかね。
ゴリさんのお父様がいらして、いろいろお話を聞かせてくださる。


社長のお話 社長のお話



つ「日本酒には甘い和菓子でしょ」

と言ったか言わないか(←間違いなく言ったよ)、肴はお汁粉。


肴はやっぱりお汁粉 肴はやっぱりお汁粉



楽しい蔵開きもそろそろお開きの時間。
蔵開き開き」って言わないですか、そーですか。


片付けゴリさんピース 片付けゴリさんピース


ゴリさんスマイル ゴリさんスマイル


 ゴリさん、ありがとうございました!


また東京にいらしたら遊びましょうね。



一行はタクシーで宇部空港に向かうことに。
比留間さんがにっこり笑って運転手さんに

比「運転手さん、行き先は、、、地獄まで!


 わははは、行かないからっ!



宇部空港に着いて、全員のチケットを受け取りにカウンターへ。
みんなのところに戻ると、、、

ん?だんちょーなに探してるの?


だんちょー、チケットは? だんちょー、チケットは?



わ「だんちょー、飛行機のチケットは?」
だ「えっ?」
わ「行きの飛行機で渡したじゃん」
だ「やべー、どっかになくしたー!」


 わびさびさん、あなたは鬼ですか?(笑




無事、だんちょーにチケットを渡して、あとは搭乗するのみ。
お土産をウロウロ見てると、稲垣さん

稲「つかささん、あっちに立ち飲み屋さんがあるよ」


 私とだんちょー、ダッシュ(笑



つ「楽しかったねー」
だ「店で着る貴ハッピも買ったし」


貴の法被姿のだんちょー at 酒徒庵 貴の法被姿のだんちょー at 酒徒庵



立ち飲み屋さんで獺祭東洋美人などなどを呑みながら、山口に別れを惜しむ。

さー、いよいよ搭乗ですよー
だんちょーと私はうひゃうひゃ呑みながらゲートに並ぶ人達を見ていると、みんなに引きずりだされる(笑 ←最後の最後まで呑み続ける2人

空「ポケットの中身をトレーに置いてください」

ポケットを探ると、、、


 蛸の粕漬が入ったタッパと宇部かま1本(笑



ちゃんとチェックを受けますよ ちゃんとチェックを受けますよ


さぁ、あとは東京までびゅーんだ。


 着くまで貴を呑むか! ←最後の最後の最後まで呑み続ける1人



空飛ぶ宇部かま 空飛ぶ宇部かま



離陸して間もなく、みんなお疲れでぐっすり寝てるので、一人で機内宴会。
肴は「酒徒庵」最凶料理人HJさんが「旅の友に」と作ってくれた蛸の粕漬と、「お土産じゃねぇのかよ」の宇部かま。



蛸の粕漬と機内酒 蛸の粕漬と機内酒




今回の山口ツアーはホント楽しかったです。
東洋美人澄川さん、「ゴリさんにも大変お世話になって本当に感謝してます。


 ありがとう、山口!

 また来るからね、山口!




富士山の上空 富士山の上空
posted by つかさ at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2010年03月13日

マジカル・山口ツアー(その2)!

山口で呑んだくれてみたりする。


事の始まりは突然である。

その日、おなじみ私が日本酒プロデューサーを担当している四ツ谷「酒徒庵」にて、山口「東洋美人澄川会長さん、「オレンジページ」ブックス編集長の比留間さん、店長わびさびさん、副店長だんちょーさん、私、で呑んでいた。。


澄「萩はいいですよ。牛刺の寿司をつまみながらの一杯は最高ですよ



比・わ・だ・つ「よしっ、萩に行こうっ!」←全日空のCM



◆前記事:
 「マジカル・山口ツアー(その1)!(2010/03/12)」




前日、あれほど呑んだにも関わらずみんな早起き。

澄「アソコのうどん、美味しいですよ」

澄川さんから伺ってたうどん屋さんに行こうかどうか迷ってるうちにみなさん集合したので、うどんは諦める。
さぁ出発!と思ったら、だんちょー

だ「あ、腕時計どこかに置き忘れた(汗」


 わははは、そんな時計はほっとけい!



無事に腕時計が見つかり、今日もお世話になる東洋美人号に乗り込み出発!

澄「この時間はちょうどシロウオ漁やってますよ」

東洋美人号を川辺に停めて降りると、、、



しろうお漁「四つ手網漁」 しろうお漁「四つ手網漁」



 おお、獲ってる獲ってる!



しろうお漁「四つ手網漁」 しろうお漁「四つ手網漁」


つ「ポン酢と箸を握り締めて川岸に立ってようかな」

と呟いたら東洋美人号に連れ戻される。



澄「さて、今から司くんのトコロに行ってみますか」


 つ、かさくん?


今注目されており、澄川さんとも親しい若き窯元さん、金子司さんのお宅に向かう。
工房に着くと、作業中の司さんが出迎えてくださった。

司「はじめまして、です」
つ「私もつかさです」

お互いの名刺を見て「おおおっ!」と喜ぶ。
作品をいくつか見せてくださって、

司「色塗るところ、見ます?」

と机に向かわれた。



金子 司さん 金子 司さん


 ええええ?オモシろーーい!



スポイトで数滴垂らしては台に軽くたたきつけて拡散させる独特な方法に、みんなビックリ。




司さん作品の蓋 司さん作品の蓋


司「もうひとつ作ってみましょうか」


独特な絵付け 独特な絵付け


司さん絵付け終了 司さん絵付け終了


工房の中をウロウロしだす一行、突然2階奥から

「わはははは」


と笑い出す声が響いた。
時間をおいて、また誰かが

「わはははは」



時間をおいて、また誰かが

「わはははは」



 なななななんだ?


気になって、2階の奥の薄暗い部屋を覗いてみると、、、


にょろにょろ にょろにょろ



「わはははは、なんだこれ?」



司さんの作品、茶室「種種(くさぐさ)」というらしい。

つ「こっちにわびさびさんの部屋があるよ」

部屋でキノコを栽培してるとウワサ(笑)のわびさびさんを呼ぶと、

わ「わはははは、ホントだ」


 ホントなのかよっ!




みんな気に入った司さん作品を購入。
私も「お土産よろしく」と催促してる親に、茶碗と盃を送りつける。


司さん作の茶碗と盃 司さん作の茶碗と盃
※後日、親から送られてきた写真



 司さん、東京にいらしたら遊びましょう!



あっという間にお昼時。
今日も澄川さんオススメの絶品をいただく予定。
東洋美人号が着いたお店は割烹「千代」。


割烹「千代」で迎えてくださる女将さん 割烹「千代」で迎えてくださる女将さん



個室に通され、地ビール「ちょんまげ」で乾杯。
東洋美人号を運転される澄川さんはお茶をズズズっ。←恩知らずな連中
夕方から車を運転する予定のだんちょーもお茶で我慢してください。←いぢめ



真ふぐの煮こごり 真ふぐの煮こごり

真ふぐ刺 真ふぐ刺


わびさびさん

わ「ふぐ刺、箸でザっと取っていい?ザっと!」

大喜び。



真ふぐの唐揚 真ふぐの唐揚


だんちょー

だ「写真撮ってTAKEさんに送りつけようかな」

※TAKEさん:残念なことに今回不参加の酒徒庵スタッフ。


わ「ヤメた方がいい!TAKEさん本気で怒るからヤメた方がいい!」



真ふぐの茶碗蒸し 真ふぐの茶碗蒸し


澄川さん

澄「ココ、さば寿司も有名で美味しいんだけど、今日は無いんだって」

全員「大丈夫、また次回ってことで」


 次回って?(笑



真ふぐ握り 真ふぐ握り

デザート デザート



真ふぐで満腹という超贅沢を味わったあと、再び走り出す東洋美人号
向かった先は、萩の蔵元。


 長陽福娘「岩崎酒造」



専務の岩崎さんが迎えてくださる。

岩「さっそく蔵にいきますか」


釜場 釜場

酒母室 酒母室

岩崎さんと麹室 岩崎さんと麹室

ヤブタ式圧搾機 ヤブタ式圧搾機

タンク タンク

醗酵中のもろみ 醗酵中のもろみ

調合タンク 調合タンク


調合タンク、ばかでかっ!



岩崎さんと澄川さん 岩崎さんと澄川さん

試飲用のお酒を準備くださる岩崎さん澄川さん


 ちっとは自分たちも動けよ!




まだまだ仕込みでお忙しそうだったので早々に引き上げることに。


 岩崎さん、ありがとうございました!



萩観光を続ける一行。
萩藩主の3代、5代、7代、9代、11代毛利氏が眠る黄檗宗「東光寺」。


澄川さんとわびさびさん at 東光寺 澄川さんとわびさびさん at 東光寺


澄「萩のお土産買います?」


 もちろんですもちろんです!


澄「自分が大好きな蒲鉾屋さんに連れていきますよ」

大草章弘商店」に連れていってくださる。
みんなで名品「板魚」を購入。
早く帰って、コイツで東洋美人をクイっとやりたい。


澄「甘いお菓子なんか興味あります?」


 もちろんですもちろんです!


 dancyuで「日本酒にはチョコと羊羹」って答えたくらいです(笑



萩は夏みかんが特産品らしく、夏みかんのお菓子を売ってるお店は並ぶが、中でも澄川さんオススメの「光國本店」に向かう。

夏みかんの皮の砂糖菓子「萩の薫」や、夏みかん丸々1個をくりぬいて中に夏みかん羊羹を流し込んだ「丸漬」などを買い込む一行。

だ「甘いお菓子かぁ・・・まぁ一応見てみるかな」

と言ってただんちょーが一番大きい袋を持ってニコニコ笑顔ってどういうこと?(笑




 「えーーーーーっ!」


ん?料理研究家の稲垣さんがなにやら外で悲鳴をあげてるぞ。

つ「どうしたんですか?」
稲「このポリ袋に詰まってる夏みかんの中身捨てちゃうんだって!」

萩の薫」「丸漬」では皮だけを使うため、くりぬいた果実の部分はポイっと捨てちゃうんだとか。

店「くりぬいた直後で新鮮だったらあげるんだけど、コレ1日経っちゃってるから」

タイミングがよければ、お客さんや店前を通りかかった修学旅行の学生さんなどが喜んで持っていくらしい。



ひととおりお土産を紹介していただき、そろそろ萩を離れなければならない時間。
最後に、澄川さんが取っておきの場所に連れていってくださるとか。

東洋美人号を走らせ、山の奥へ奥へとぐんぐん上っていく。

澄「萩を一望できる、秘密の場所ですよ」


萩を一望 萩を一望



 うわーーー、最高の眺めっ!



澄川さんがご一緒じゃないと絶対に行けない場所に連れてきてくださり、本当にありがとうございました。
お忙しいなか、私達のわがままにつき合わせてしまい申し訳ありません。
また萩に来ますので、その時もよろしくお願いします。


 澄川さん、ありがとうございました!




澄川さんにお礼を告げて別れた一行は、だんちょーが運転するレンタカーに乗り換えて次なる目的地へと向かう。


 宇部に向けて出発っ!



途中の道の駅でちょいと休憩。

つ「卵おいしそー」

だんちょーと2人でゆで卵をモグモグ食べてると、稲垣さん

稲「つかささんってホントによく食べるんですね」
つ「そういう風に改造されましたから」


道の駅でのだんちょーさん 道の駅でのだんちょーさん


 なんですか?その笑顔



道の駅でわびさびさんが何かを探してる。

つ「おみやげ?」
わ「HJさんへのおみやげの激辛グッズがみあたらない」

※HJさん:酒徒庵の最凶料理人


 なんで激辛?



しばらく車を走らせると、予定通りの時間に宇部に到着。
宇部に着いたら真っ先にやらねばならないことがある。
近くのお店に買いに行く。「宇部かま」を。
萩の日本海蒲鉾と、宇部の瀬戸内海蒲鉾の食べ比べするぞー!


さて、本日の宴会場所に向かいますか。
今日はあの人と呑みますから。


 「貴」永山さん!通称ゴリさん!



ゴリさん、一行のメンバーを聞いてなかったらしく、

ゴ「わびさびさん、だんちょーさん、稲垣さん、比留間さんにつかささんって、、どんな組み合わせ?」



稲垣さん、ゴリさん、比留間さん 稲垣さん、ゴリさん、比留間さん


さぁさぁ呑みましょう!



刺身盛 刺身盛

天ぷら盛 天ぷら盛

あら煮 あら煮

恐怖の天ぷら男 恐怖の天ぷら男


 こわいから、わびさびこわいからっ!




 宇部の魚もさいこーっ!



大森「吟吟」が宇部の魚に拘るのがすごくわかる。
で、あっという間にゴリさんが持ち込まれた「」を呑み干し、さらにお店の「」も呑み干す。
ゴリさん

ゴ「どんだけ呑むんだこいつら」

と絶句。

勢いついて「よーし、もう1軒いっちゃうよーん」

とお店を出たところを、車で待ち構えていたゴリさんのお父様ゴリさん捕獲。


 わははは、明日は蔵開きで忙しいから仕方ないですね。


連れ去られるゴリさんを見送り呑み続ける一行。



ところで、、記憶が無いのですが。
今朝、萩のうどん屋さんに行けなかった私は

つ「うどん食べる〜!屋台でうどん食べる〜!」

と叫びながら四股を踏んでいたらしい。



屋台の前で私と共に四股を踏むだんちょー 屋台の前で私と共に四股を踏むだんちょー




山口の夜は想像以上に長いぞ・・・
posted by つかさ at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2010年03月12日

マジカル・山口ツアー(その1)!

山口で呑んだくれてみたりする。


事の始まりは突然である。

その日、おなじみ私が日本酒プロデューサーを担当している四ツ谷「酒徒庵」にて、営業が終わった後、とある方達と朝まで呑んでいた。

その方達とは、山口「東洋美人澄川会長さんと「オレンジページ」ブックス編集長の比留間さん
迎えるは店長わびさびさん、副店長だんちょーさん、私、のチーム「酒徒庵」。


澄「萩はいいですよ。美味しい食べ物がたくさんあるし」
わ「やっぱりお魚ですか?」
澄「牛ですよ牛!牛刺の寿司をつまみながらの一杯は最高ですよ



比・わ・だ・つ「よしっ、萩に行こうっ!」←全日空のCM




数日後の早朝、羽田空港に全員集合。
わびさびさんだんちょーさんは絶対に遅れると思ったら私よりも早く着いてるし(笑
比留間さんと、「おかずおつまみ」著者の料理研究家稲垣さんとも合流。


みんなで山口にレッツラゴーっ!


コイツでびゅーん コイツでびゅーん



 〜 びゅーん 〜



萩・石見空港に降り立つと、あの方が迎えてくださった。


 「東洋美人」澄川会長さんっ!



澄川さん、よろしくお願いします。


「おぉっ、東洋美人号だ!」

みんなで喜んで写真をバチバチ撮ってると、澄川さん

「車がそんなに珍しいですか?」

と大笑い。


東洋美人号 東洋美人号


早速みんなで、しばらくお世話になる東洋美人号に乗り込む。


前日まで大雪だった萩にはまだ雪が残っている。
まず向かうはもちろんあそこ。



 「東洋美人」澄川酒造場!



蔵に着くと、こんな方とか

東洋雪美人 東洋雪美人


こんな方に


東洋美犬 東洋美犬


出迎えていただく。


しばらくすると、東京でもよくお会いする澄川社長さんがいらした。
早速、蔵内を案内していただく。


まずは、この時期フル稼働の洗米機。


洗米機 洗米機


そして釜場。


釜 釜


もちろん麹も。


麹 麹



麹 麹



保温用のヒーター設備は自家製。
ヒーターの周りを透明板で囲んで使い勝手が良さそう。


特製ヒーター 特製ヒーター


ヒーターと麹蓋との間に棒を挿して隙間を作り、温度や空気の流れをコレで調整するというのは会長の発案とのこと。


調整のアイデア 調整のアイデア


お、興味深いモノ発見!


ヒグチモヤシ ヒグチモヤシ



タンク場には会長の「」の書が掲げてある。
酒は人の心で造るという信念の一文字。


会長の字・心 会長の字・心



もちろんところどころに酒母も製造中。


酒母 酒母



タンク群 タンク群



だんちょーが圧搾機を見て

だ「コレっていわゆるヤブタってヤツですか?」
つ「いや、ヤブタよりもゴツいから・・・」

NSK圧搾機ですね。


圧搾機 圧搾機


槽もゴツいし底が深い。
落ちたらただごとでは済みません。


槽 槽


貯蔵庫 貯蔵庫



家の中に戻り、澄川社長さんが試飲用のお酒をご準備くださった。


澄川社長さん 澄川社長さん


焼き物の町、萩だけに器を自由に選んでの試飲は、お酒そのものの味のみならず器との相性も楽しめる。



東洋美人 東洋美人



ひととおり蔵を案内いただき、まだ造りの最中でもあるのでこれで引き上げますかね。
蔵人さんみなさまでお見送りにいらしたので記念写真をパチリ。


東洋美人の蔵人さん 東洋美人の蔵人さん



東洋美人」のみなさん、ありがとうございました。
でも会長さんはもうしばらくお借りしますね(笑



というわけで、東洋美人号に再び乗り込む。
時間はちょうどお昼時。
澄川さんがお近くの「丹吾亭」にご予約を入れてくださっていたので、そちらに向かう。


お昼御飯 お昼御飯


 うまーーーいっ!



もちろん完食 もちろん完食


なんと全部澄川さんがご馳走なさってくださった。



 ご馳走様です!



お昼をご馳走になった後は、澄川さんにご案内いただく超贅沢な萩観光。
萩は椿が有名とのことで、笠山椿群生林に向かう。


椿群生林を散策する澄川さんと比留間さん 椿群生林を散策する澄川さんと比留間さん


笠山椿群生林 笠山椿群生林


 自然ってすげーっ!



ふと視線を感じて振り向くと、、、、


人面椿 人面椿


 自然ってすげーっ!



遊歩道の脇に干物屋が出てたので軽く眺めてると、なにやら背後に気配が、、、



あ、干物屋さんの親分 あ、干物屋さんの親分

目ドコ? 目ドコ?



途中、海岸沿いを歩くと、地元の方がなにやら海藻を採ってるのを発見。
食材に目ざとい料理研究家の稲垣さんが、それを見たとたんダッシュ!(笑



海藻採りに興味津々 海藻採りに興味津々




次に向かうは笠山山頂。

澄「このポッコリ窪んでるのが噴火口跡なんですよ」


笠山山頂の噴火口跡 笠山山頂の噴火口跡



 自然ってすげーっ!



澄「萩の城下町を散策しましょうかね」

東洋美人号から降りて趣のある町並みを歩く一行。

つ「酔っ払って歩いたら脇の水路に落ちるね、特に比留間さん!」
比「っていうかむしろ自分からわーいって飛び込む!」


 比留間さんのキャラ、確定(笑



飛び込み禁止! 飛び込み禁止!




そんな水路を眺めてると、だんちょー

だ「つかささん、人面!人面!」


人面魚 人面魚


オマエ、最近見ないと思ったらココにいたノカー。




その後も、澄川さんが萩の町を案内してくださり萩観光を堪能。
あっという間に時が経ち、萩が暗くなった頃、


澄「さて、そろそろ食事にしましょうか」


いよいよ萩の夜を愉しむ時間がやってきた。
澄川さんがご用意くださったお店は、お知り合いの地産謹製料理とおいしい地酒「MARU」。


刺身盛 刺身盛


合わせるお酒はもちろん萩の地酒。


萩の地酒セット 萩の地酒セット


東洋美人長門峡宝船長陽福娘八千代といった萩の地酒を全て味わう。



 刺身、うーーまーーーいっ!
 ノドグロ、うーーまーーーいっ!
 金太郎、うーーまーーーいっ!




ふくの白子 ふくの白子


澄「萩はシロウオも有名なんですよ。踊り食いいっちゃいます?」


 いっちゃいます、いっちゃいますっ!



シロウオの踊り食い シロウオの踊り食い

キミたち、写真がブれるから止まりなさい! ←イヤだそうです


 シロウオ、うーーまーーーいっ!




澄「ココのたこつぼが大好きなんですよ」


なんですか?たこつぼ?


たこつぼ たこつぼ


萩焼壷の中には特製ソースで和えたタコ。



 たこつぼ、うーまーーーいっ!




MARUのてづくりとうふ MARUのてづくりとうふ


 おとうふ、うーまーーーいっ!




澄「あとね、レバカツも美味しいですよ」


レバカツ レバカツ


 レバカツ、うーまーーーいっ!




澄川さんが「MARU」店長小祝さん

澄「アレ、入ってる?」
M「ほんの少しだけ」


見島牛の刺身 見島牛の刺身


 出たっ!今回ツアーの目的の牛刺っ!



たった2種しかいない純粋な日本在来牛であり、萩沖の見島で飼育されている天然記念物の見島牛。


 そんな牛のお刺身ですよーっ!



もちろん合わせるお酒は「東洋美人」セット。

澄川酒造うでだめしセット『6種類』
・MARUの酒
 当店のスタンダード。飲みあきしないMARUの基本酒。
・純米超辛口+15度
 スッキリですがキッチリ味もあります。燗酒も適応。
・純米吟醸山田錦
 ふくらみがあり、さばけが良い。まさしく東洋美人の方向性を示す酒。
・純米吟醸雄町
 洞爺湖サミットで飲まれた日本代表酒。
・純米吟醸愛山
 華やかな香りと共に巾と奥行きを感じる酒。
・本生酒槽垂れにごり酒
 今まで蔵元でしか飲めなかった秘蔵酒。

※お酒の説明:MARU




見島牛刺とシロウオと東洋美人 見島牛刺とシロウオと東洋美人



 なんだ?この罪悪感(笑 ←東京のみなさまゴメンナサイ




さらに出てくる出てくる。
その見島牛とオランダ産ホルスタインをかけあわせた見蘭牛のステーキ。
※見島と阿蘭陀で見蘭牛


見蘭牛ステーキ 見蘭牛ステーキ



 東京のみなさまゴメンっ!




口をサッパリさせましょうか、と出てきたのは飯寿司(いずし)。


飯寿司 飯寿司


 飯寿司、うーまーーーいっ!



そして、〆にはコイツ。
このブログ冒頭の澄川さんのセリフ、

澄「牛ですよ牛!牛刺の寿司をつまみながらの一杯は最高ですよ

を実現させます。


見蘭牛寿司 見蘭牛寿司


 お読みのみなさま、泣くがよいっ!(笑




散々呑み食いしたあとは、澄川さんのお知り合い國本さんのバー「YOU工房

つ「まだ呑めます?」
比「今日はまだワインのスペースが」
つ「シェリーが好きなんですけど・・・」


比「すみませーん!シェリー1本!」


アモンティヤード1本を比留間さんと私で飲み干す(笑

さらにその後、稲垣さんが「飲みたーい!」と騒ぐのでもう1本追加。



山口の夜は想像以上に長いぞ・・・
posted by つかさ at 23:48| Comment(4) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2009年12月02日

雄東正宗を醸す!

栃木で呑んだくれてみたりする。


注:この記事は2009/11/23の出来事です


ご存知、私が日本酒顧問を担当している東麻布「逢坂」。
その「逢坂」スタッフの勉強会として蔵元を見学しようということになった。
ご協力くださるのはおなじみ栃木の酒販店「西屋酒店」さん。
みんなであんな蔵やこんな蔵を見学しましょかね ←酒造りの邪魔




◆前記事:
 「若駒を醸す!(2009/12/01)」
 「松の寿を醸す!(2009/11/30)」
 「チキチキツアー宴会編!(2009/11/27)」
 「旭興を醸す!(2009/11/26)」
 「大那を醸す!(2009/11/25)」




松の寿松井酒造店、「若駒若駒酒造の見学を終え、一行はさらにずんずん進む。

向かった先は「若駒」と同じ小山にあるあの蔵元。



 「雄東正宗」杉田酒造っ!



◆過去の関連記事:
 「栃木3蔵の会(本編)!(2009/10/17)」



住宅街を走ってると突如目の前に蔵がポン。


「雄東正宗」 「雄東正宗」



昨晩の宴会でも一緒だった、、、っていうか今朝まで一緒にいたおなじみ杉田さん(通称すぎちん)が出迎えてくださる。



 すぎちん、今朝いつの間に帰ったの?



いつもはうひゃうひゃしてるすぎちんが、なんか雰囲気が違うぞ?
昨晩みんなにいぢられまくってたすぎちんが、なんか凛々しいぞ?
昨晩器用な格好で寝てたらH子さんに頭ペチペチされてたすぎちんが、なんか良い人っぽいぞ?



そんなカツラかぶった、違った猫かぶったすぎちんに蔵を案内していただく。

数日前に岩手から高橋杜氏さんがいらしたばかりで、蔵はまだ造りに入っておらず準備の最中。
高橋杜氏さんすぎちんにいろいろ説明していただく。


 よろしくお願いします



釜ではお湯が沸かされ、器具などの煮沸洗浄等に使われてた。


釜 釜



蔵が巴波川沿いにあるためか、バーナー部はよく浸水してしまうらしい。


バーナー部 バーナー部



清掃中の麹室に入れていただく。


麹室 麹室


お、謎の箱を発見!


今野もやし 今野もやし


秋田の今野もやし
黒判、HI−G、氷上ネタが旬の「チーム逢坂」にはツボの「アキタコンノ」。
箱の中身は吟味?グルコ?No.5?北斗?月光?



麹室を出ると、謎の樽発見!
え、コレってもしかして・・・

西「つかささん、コレが例の樽ですよ」


 おお、コレが例の!



例の樽 例の樽



またまた「つかさラベル」酒、来年春くらいに発売できそうですね。
ラベル」どんなのにしようかなー


 ウルトラセブンはダメですよね?(笑




雄東正宗」の圧搾機は佐瀬式。


佐瀬式圧搾機 佐瀬式圧搾機


西屋限定酒の搾りの時は、西屋さん自らコイツと奮闘する予定。


 西屋さんがんばってください! ←遠く巣鴨から応援します




場所を移動してタンク置き場。
サーマルタンクは貯蔵に使用。


サーマルタンク サーマルタンク



並ぶ仕込みタンクも圧巻。



仕込みタンク 仕込みタンク



杜「2階に上がってみますか?」


雄東正宗」の酒母室は2階にある。
昔はえっちらおっちら階段で運んだらしいが、蔵人さんもご高齢になったため(約1名除く)リフトで吊り上げるシステムを導入。


リフト部 リフト部



これで吊り上げた蒸米などを2階柵の小さい窓からタンクに投入。
なんて合理的な作業なんだ!



タンク上部の投入口 タンク上部の投入口



2階の片隅に斗瓶を発見!


斗瓶 斗瓶


高橋杜氏さん曰く、数ある斗瓶の中でもこの斗瓶が最高なのだがもう作られていないため大事に使ってるそう。



酒質調査などを行う実験室。
たまにここですぎちんがゲーム攻略の怪しい機械を作ってるとか ←うそ


実験室 実験室



蔵でよく見かける、取調べ室(笑)のようなこの部屋は、国税局の人がいらした時の応接室。


対国税局応接室 対国税局応接室


某蔵ではココで自分の生い立ちや奥さんとの馴れ初めなど酒と関係無い話を、国税局員がうんざりして帰るまで延々とするのだとか(笑



高橋杜氏さんから、以前の銘は「優等正宗」だったが品評会で8回連続受賞した際に関東の英雄と称えられ「雄東正宗」に変えた、と伺う。


 すぎちん、すげーっ! ←上げてみる




ご存知、蛇の目利き猪口。
前述の斗瓶のように、最高の蛇の目と言われてるのが「宇平印の蛇の目」。
高橋杜氏さん曰く、色も味も香りも他の蛇の目と全然違うのだとか。


宇平印の蛇の目 宇平印の蛇の目


右下が宇平印 右下が宇平印



高橋杜氏さんが、

杜「同じタンクでも斗瓶が違うと味も香りも変わるんですよ」

と目の前に並べてくださる。


雄東正宗 雄東正宗




究極のお酒の会と称して、同じお酒の斗瓶違い、蛇の目違いで呑み比べってどう?



お2人に一通り案内していただき、大満足の御一行。
すぎちんが小さい頃からずっと「雄東正宗」を造ってらっしゃる高橋杜氏さんはとても優しく暖かいお方。
すぎちんのお母様もとても親切に私達を迎えてくださり、すぎちんが誰からも愛される(いぢられる)キャラはこの環境のおかげなんだなぁと納得。


すぎちん高橋杜氏さんお母様、お忙しい中ありがとうございました!
美味しいお酒を楽しみに待ってます。


 すぎちん、ゲームばっかやってないでお酒造ってね(笑



さて、もう日も落ちたので今回の蔵元見学はこれにて終了。
すぎちんお母様からたくさんのお土産をいただいた御一行は、ひとまず小山駅に向かい帰宅第一陣を降ろす。

その後、向かうは宝物うじゃうじゃの西屋酒店
大坂さんと冷蔵庫を物色してあれやこれや引っ張り出す。
西屋さんのお母様から柿やみかん等をいただきながらまったりモード。
しかし私達もそろそろ帰らねば。

西屋さんに駅まで送ってもらうハズが、着いた場所は間々田の名店「ひろせい」。



ひろせいで何か(たぶんマツコト)に反応する大坂さん ひろせいで何か(たぶんマツコト)に反応する大坂さん


美味しいお料理と栃木酒をいただきながら、チキチキ栃木蔵元ツアーのお疲れ様会。
東京と栃木における日本酒の現状などを語り合い、今回のツアーを〆る。


ひろせい」さん、ご馳走様でした!



チーム逢坂」のみなさん、西屋さんKさん、お疲れ様でした!
またやりましょう!



逢坂」一行の旅はどこまでも向かうのであった。

トゥ・ビー・コンティニュード・フォーエバー・・・
posted by つかさ at 23:09| Comment(8) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2009年12月01日

若駒を醸す!

栃木で呑んだくれてみたりする。


注:この記事は2009/11/23の出来事です


ご存知、私が日本酒顧問を担当している東麻布「逢坂」。
その「逢坂」スタッフの勉強会として蔵元を見学しようということになった。
ご協力くださるのはおなじみ栃木の酒販店「西屋酒店」さん。
みんなであんな蔵やこんな蔵を見学しましょかね ←酒造りの邪魔




◆前記事:
 「松の寿を醸す!(2009/11/30)」
 「チキチキツアー宴会編!(2009/11/27)」
 「旭興を醸す!(2009/11/26)」
 「大那を醸す!(2009/11/25)」




松の寿松井酒造店の見学を終え、一行は出発地の小山へと南下。
サスガに昨晩の宴会の疲れが出たのかあちこちでグーグー。
私は外を眺めてわくわく ←遠足の子供状態
運転手Kさん、ナビゲーター西屋さん、ごめんなさい。

みんなが元気を取り戻してきた頃、小山に到着。

やってきました!


 「若駒」若駒酒造っ!



◆過去の関連記事:
 「栃木3蔵の会(本編)!(2009/10/17)」



車を降りて蔵の前に立つ御一行。


「若駒」 「若駒」



 これ、どっから入るの?



門の前をウロウロ 門の前をウロウロ



門の前で怪しくウロウロする大坂さんH子さんNちゃん



門の前をウロウロ 門の前をウロウロ



門の小さな覗き窓から中を見てみたりする。


門の覗き窓 門の覗き窓




すると、背後から怪しいあんちゃんに、

「なにやってんですか?」


怪しいあんちゃん 怪しいあんちゃん


つ「いやいや怪しい者では・・・って、かっしーかよっ!



柏瀬さん(通称かっしー)、髪がスッキリしてたので全く気付かなかったぞ。

つ「かっしー、髪が・・・」
か「杉田さん?」


 わははは、まだ5時前だから(笑


※5時を過ぎたらかっしーがすぎちんいぢめても許されるという協定があるらしい



早速、かっしーに蔵の中を案内していただく。


若駒酒造 若駒酒造




か「バカでかい釜しかないから使いにくくて」


竈 竈


バカでかい釜を乗せる竈。
大量にお酒を造ってた時代もあり、設備が全てデカいらしい。



若駒」は本当なら数日前に造り始める予定だったが、とある事情によりまだ造りに入っていない。
なので、「松の寿」ではフル稼動してた放冷機もまだシートがかぶされていた。


放冷機 放冷機


かっしーがさらに奥へと案内してくださる。
かっしー、蔵の門と同じく小さい出入り口が付いた扉をガガガガっと開けて、、


扉の向こうは未知の世界 扉の向こうは未知の世界



 小さい出入り口から入るっ! ←なんでじゃ(笑



後に続く私達も小さい出入り口から入る。
って、、、


 扉開けた意味ないぢゃんっ(笑



か「あの横になってるのが釜ですよ〜」


釜 釜


 バカでかっ!



か「ココは麹室ですよ〜」


麹室 麹室



麹室の中に入ると、


麹室 麹室


 ひろっ!



ココに誰かが住みすいてても気付かないぐらいひろっ(笑




仕込みタンク? 仕込みタンク?


なんだ?この違和感のある仕込みタンク・・・


仕込みタンク? 仕込みタンク?


普通のホーロー(見えないけどたぶん)タンクに板を貼り付けてある?
実はこれこそが、まだ造りに入れない事情(の一部)だったりする。
この後、この脇にあるその事情が満載の部屋も見させていただくが、現時点ではまだ公開できないので見なかったことに。



圧搾機は佐瀬式が2機。
ギューギューですよ、ギューギュー。


佐瀬式圧搾機 佐瀬式圧搾機



 でたっ、仕込みタンクっ!


仕込みタンク 仕込みタンク


か「つかささん、タンク1個持ってってくれません?


 わはははは、いらない(笑



タンクの置き台 タンクの置き台


か「タンク処分するのも大変なんですよ、置き台の石も重いし・・・
  つかささん、タンク引き取ってくれたらもれなくこの置き台石も付けますよ」


 わはははは、いらない(笑



 ん?なーにこれ?



竜吐水 竜吐水


か「それ、昔の消火器らしいです」


 スゲーっ!ココは江戸博物館ですかっ!



後で調べたら「竜吐水」っていう江戸時代の消火器らしい。
てかこんなのが普通に転がってるコトにビックリ。

器体に「善三郎」の文字を見つけたので、

つ「善三郎さんって書いてるよ、善十郎さんじゃないんだね」
か「へ〜、ホントですね」


 なんだよ、その他人事のような反応っ!(笑


※善十郎さん:若駒創設者



 ん?大坂さんなに見てんの?



大坂さんなに見てんの?


なにやら蔵のど真ん中に電話ボックス。



ふる〜い電話機?


 わははは、いつの電話ボックスっ? ←一応テレカの挿入口を探してみる

 スゲーっ!ココは明治博物館ですかっ!



もはや蔵元見学という当初の目的を見失う一行。
気を取り直して日本酒蔵元見学(笑)を再開。


瓶詰機 瓶詰機


ラベル貼りレーン ラベル貼りレーン


 あれ?さっきから一人いないんだけど??


逢坂」スタッフMちゃんどこいった?
この広い蔵で迷子になっちゃったか?と心配してたら、Mちゃんひょっこり現れて

M「間違ってあっちの人達についてっちゃった」

どうやら「造りに入れない事情に関わる方々」がいらしてて、そっちと行動を共にしてたらしい。


 ていうか気付けよ(笑



瓶詰め作業場 瓶詰め作業場



一通り回ったところで、かっしーのお母様がいらしたのでごあいさつ。
ご存知のとおり、お母様は木桶仕込みの達人。

母「まだまだこの木桶は譲らないわよー」

と現役バリバリで頼もしいお母様


息子より大事な木桶 息子より大事な木桶


お話を伺ってて、本当に木桶を大事に愛されてるのが伝わってきました。

ここで一句。

 木桶仕込みの「かねたまる」 呑んで枡枡金貯まる (詠人しらふ)




か「じゃぁ次は宝の山を探しに行きますか」

と、別棟の倉庫に案内してもらう。


宝の山 宝の山


うわぁ、ホントに宝が転がってそー



 でたーーーっ!


木桶 木桶


 木桶がゴロゴロ落っこちてるよっ(笑


か「つかささん、引き取ってくれません?もれなくタンクもつけますから」


 わはははは、いらない(笑



 またまたでたーーーっ!


酒槽 酒槽


 木槽が落っこちてるよっ(笑


か「つかささん、引き取ってくれません?もれなくタンクもつけますから」


 わはははは、いらない(笑



でもコレってバスタブにいいかも、と一応中を覗いてみる。


酒槽 酒槽



外を見回すとネギ畑が。


ネギ畑 ネギ畑


つ「うわ、美味しそうなネギ。あれなら喜んで引き取るけど(笑」
か「今ならネギにもれなくタンクもついてます。置き台石も込みで」


 わはははは、ジャパネットかよっ(笑



こうしてかっしーに楽しく案内していただいた若駒見学も無事(笑いすぎてお腹は無事じゃない)終了。

蔵の外で立ち話してるとかっしー

か「造りに入って釜の煙が上ったとたん、煙を見て近所のおばさん達が酒粕買いに来るんですよ」


 わははは、搾るの数ヶ月後ですからっ(笑



酒粕合図の煙突 酒粕合図の煙突


かっしーお母様、後ろ姿しか拝見できませんでしたがお父様、お忙しい中ありがとうございました!
美味しいお酒を楽しみに待ってます。



逢坂」一行は次へと向かうのであった。

トゥ・ビー・コンティニュード・・・
posted by つかさ at 23:43| Comment(7) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2009年11月30日

松の寿を醸す!

栃木で呑んだくれてみたりする。


注:この記事は2009/11/23の出来事です


ご存知、私が日本酒顧問を担当している東麻布「逢坂」。
その「逢坂」スタッフの勉強会として蔵元を見学しようということになった。
ご協力くださるのはおなじみ栃木の酒販店「西屋酒店」さん。
みんなであんな蔵やこんな蔵を見学しましょかね ←酒造りの邪魔




◆前記事:
 「チキチキツアー宴会編!(2009/11/27)」
 「旭興を醸す!(2009/11/26)」
 「大那を醸す!(2009/11/25)」




昨日は「大那菊の里酒造、「旭興渡邊酒造を見学させていただき、夜は「たわら寿」で宴会。
宴会には「大那阿久津さん、「旭興渡邉さんがいらしてくださり、さらに「松の寿松井さん、「雄東正宗すぎちんも駆けつけてくださった。

ホテルに移動してからも明け方まで呑み続け、ひとり脱落、またひとり脱落。
気付いたら朝だったのでひとまず寝ることに。
数時間後、寝起きのビールが飲みたかったが、周りに全力で阻止される。


さーーて、2日目も楽しみますかね。


元気よく車に乗り込むと、今日の運転手はKさん
よろしくお願いします。


途中、立ち寄ったコンビニでチェックするのはドリンクコーナー。
するとあったあった。
関東・栃木レモン」と双璧をなす「針谷おいしいレモン」。
全然味が違うのね。


「関東・栃木レモン」と「針谷おいしいレモン」 「関東・栃木レモン」と「針谷おいしいレモン」



さて、再び車に乗り込み目指す先はアソコ。



 「松の寿」松井酒造店っ!



◆過去の関連記事:
 「松の寿を醸す!(2007/04/09)」



昨日とは打って変わってポカポカな陽気。
庭内をクルクル探索してみたりする。

松井家の猛犬達と目があったのでごあいさつ。


ねーねーあんただれ? ねーねーあんただれ?



仕込み水の水道にペットボトルを乗せて撮るのはお約束・・・
と思ったら手元に無かったので、松井さんへのお土産ビールを乗っけて撮ってみる。



芸術的な一枚 芸術的な一枚




暖簾には創業者松井九郎治さんの文字!



松の寿 松の寿




販売所に入ると、おなじみ奥様若葉さんが出迎えてくださった。

今日はお邪魔します。


若葉さんがコーヒーを出してくださった、、、
って、、、



コーヒーどうぞ コーヒーどうぞ



 若葉さん、コレなにかの合図?(笑



歓迎されてるかよほど迷惑かのどっちかですね(笑 ←京都のぶぶ漬けでも〜と同じ



しばらくまったりしてると、松井さんがお忙しい中を抜けてこられた。


昨日はありがとうございました。
今日はよろしくお願いします。


早速、作業中の蔵へと案内くださる。


蒸米 蒸米


 やっぱり地球は丸かった



通常は早朝に行うこの作業を、「松の寿」では人手の都合もあってお昼に行う。
おかげでこんな貴重な場面を拝見することができた。


ところで、、松井さんは???


 うわ、松井さんが働いてるっ!(笑



【酒くれ!動画】(02:15) ※重いです
 松井さんの解説



動画の解説にもあった脱水機。
かなり便利なのだそうです。


脱水機 脱水機




お次は麹室。

松「つかささん、納豆食べてないですよね?


 ギクっ!


麹室 麹室


つ「自分は食べてませんが、ポケットに納豆パック隠し持ってる人が約1名・・・」


悪事を企む大坂さん 悪事を企む大坂さん



松井さんの解説にもあったとおり、本日はお米を蒸しながらヤブタの準備も同時進行。


ヤブタ式圧搾機の準備 ヤブタ式圧搾機の準備



パワーアップをわくわく待ってるヤブタ式圧搾機。


板が外されたヤブタ式圧搾機 板が外されたヤブタ式圧搾機



こちらが今年から導入の新兵器。
先日、神奈川の某蔵より譲り受けたB型の圧搾板。
今まで使用していたA型に比べ布の着脱が楽になり、より圧力をかけられるらしい。


B型圧搾板 B型圧搾板



松井さん、嬉しそうに


松「ギューギューしちゃうよギューギュー」 ←あ、いつもの松井さんに戻った(笑



ん?ビール樽?

つ「松井さん、いくらビール好きだからって蔵内で飲んじゃ、、、」
松「それ、暖気樽にちょーどいいかな、と」


アサヒ製の暖気樽 アサヒ製の暖気樽




仕込みタンクには、冷却用のホースがぐるぐる巻き。
150mもの長いホースを巻きつける作業は、、、ドSな若葉さんの得意技(笑



グルグル巻くわよ仕込みタンク グルグル巻くわよ仕込みタンク




タンクの中ではアレがプチプチ醗酵中。


醗酵中のアレ 醗酵中のアレ




Kさんがなにやらじーっと見つめてる。
ん?温度制御装置?


ヨシキタ電気 ヨシキタ電気


 ヨシキタ電気っ! ヨッシャーっ!電気キターっ!




なーんて遊んでるうちに(迷惑だから遊ぶの禁止!)、お米が蒸されたご様子。


蒸米 蒸米



手に取らせていただくと


 あちゃつぁちゃつぁっ


ホクホク蒸米 ホクホク蒸米



放冷機を通る蒸米を松井さんがほぐします。


松井さんほぐほぐちゅー 松井さんほぐほぐちゅー



放冷機から出てきた蒸米を受け取ってます。


蒸米キャッチ 蒸米キャッチ



キミたち見てないで手伝いなさいよ ←オマエがいうな


大坂さんとH子さんと松井さん 大坂さんとH子さんと松井さん





こうして、本日の蒸米作業はひと段落。


蒸米作業が落ち着いた 蒸米作業が落ち着いた




松井さんは次の作業にとりかかるためまだまだ大忙し。

蔵内で邪魔してるのは迷惑なのでそろそろ外に出ましょう。


 蔵のみなさん、ありがとうございました!



松の寿





庭で若葉さんとちょいと立ち話。

若「今は埋めちゃったけど、昔ココに防空壕があったらしいですよ」
つ「掘ったら何か出てくるかもしれませんね」
大「すげーっ!松の寿S20BY防空壕貯蔵!」


 若葉さん、スコップスコップ!(笑


防空壕を埋めた跡 防空壕を埋めた跡




怪しい動きをしてると、またまた猛犬達と目が合う。



ねーねーだからあんただれなん? ねーねーだからあんただれなん?




若葉さん、今日はありがとうございました!
また東京でお会いしましょうね。


若葉さん 若葉さん

※うわ、明るすぎた・・・


そして松井さんもお見送りに出てきてくださる。


松井さん 松井さん



松井さん、お忙しい中ありがとうございました!
呑んでない松井さんを、働いてる松井さんを拝見しホントに貴重な体験ができました。
働いてるお姿を全国にさらします(笑
美味しいお酒を楽しみに待ってます。



松の寿



松の寿」を出発すると、時間はちょうどお昼時。
松井さん若葉さんに教えていただいた鬼怒川沿いの「船場亭」で昼食。



船場亭 船場亭



まるで時間が止まったような雰囲気の中、みんなで鮎定食にかぶりつく。


鮎の残骸 鮎の残骸


 しまった、食べる前に撮るの忘れた ←時間と一緒に自分の頭も止まってた




逢坂」一行は次へと向かうのであった。

トゥ・ビー・コンティニュード・・・

posted by つかさ at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2009年11月27日

チキチキツアー宴会編!

栃木で呑んだくれてみたりする。


注:この記事は2009/11/22の出来事です


ご存知、私が日本酒顧問を担当している東麻布「逢坂」。
その「逢坂」スタッフの勉強会として蔵元を見学しようということになった。
ご協力くださるのはおなじみ栃木の酒販店「西屋酒店」さん。
みんなであんな蔵やこんな蔵を見学しましょかね ←酒造りの邪魔




◆前記事:
 「旭興を醸す!(2009/11/26)」
 「大那を醸す!(2009/11/25)」




大那菊の里酒造、「旭興渡邊酒造の見学を終え、本日の蔵元見学勉強会はひとまず終了。
日本酒好きが集まったらそりゃもう宴会が始まるのは自然の摂理。

一行は、栃木の名店「たわら寿」に向かう。
以前は「たわら寿司」というお寿司屋さんだったが、三代目さんが中心となり2年前の移転をきっかけに日本酒居酒屋「たわら寿(ことぶき)」と改名した。
ちなみに「たわら寿司」時代に訪れた時は、その居心地の良さに大坂さん

大「つーさま、もう一泊しません?」

と帰らないモードに入ってしまったほど。
※私は帰ったが、大坂さんはホントに留まった(笑



空がすっかり暗くなった中、運転手西屋さんとナビゲーターKさんのおかげで無事「たわら寿」に到着。



たわら寿 たわら寿



座敷に通され、まずはビールで乾杯!


 お疲れ様でした!また明日も楽しみましょう!



先付け 先付け




グビグビ飲んでトイレに立つと、カウンターにたわら三代目さんの姿。
お久しぶりです!とごあいさつ。
座敷に戻ると、いよいよみなさん日本酒モードに突入。

大那初しぼりあかまる呑みたいね〜ということになり、阿久津さんに持ってこさせる(笑

というわけで宴会に参加。


 「大那」阿久津さんっ!



つ「今日はありがとうございました!」
阿「なんでつかささん携帯落とすんですかね?」


 そっとしておいてください(笑



阿久津さんとうひゃうひゃ呑んでると、当ブログでも有名なあの人がご来店。


 「松の寿」松井さんっ!



てっきり東京在住かと思ってたけど、ホントに栃木にいたのにビックリ(笑
松井さん、腕の腱鞘炎がひどくて痛そうだが、痛みを堪えて酒造りをされてる。
今季のお酒も感謝していただかねばバチがあたります。



茶碗蒸し 茶碗蒸し


私の大好きな茶碗蒸しが出てくる。
茶碗蒸しとプリンは食べ物ではありません、飲み物です。
スルスル入っちゃいます。
どんだけオナカいっぱいでも茶碗蒸しとプリンは別バラです。
あと梨も別バラ。
あと牡蠣も。
あと茄子の漬物も。
あとトウモロコシも。
あと(略



松井さんと一緒に阿久津さんをいぢってると、阿久津さん

阿「くそー、自分がいぢめられるヤツ、誰か来ないかなぁ」

そこにタイミングよく(わるく?)現れたのは、、、



 「雄東正宗」杉田さん(通称すぎちん)っ!




松井さん阿久津さん、待ってましたとすぎちんいぢりだす。
松井さん


松「知ってる?すぎちんの由来って杉田のチン○ですぎちん



 わははは、オモロい、松井さんオモロい(笑




すぎちんが大きな袋を取り出して

す「みなさんにお土産〜」

なになに?

す「関東・栃木レモンといって栃木でしか売ってないんですよ〜」



 わははは、今回ツアーは栃木レモンもオプションですか(笑




魚料理 魚料理



お酒を呑むとまったく料理を口にしない私だったが、「酒徒庵」のいぢめに近い量のまかないを毎日いただいてるため、目の前の料理は全部たいらげる。


 人体改造ってすげーっ!




さらに、、、お仕事を終えたあの人も登場。



 「旭興」渡邉さんっ!



先ほどの恐怖の大魔神とは打って変わっていつものオモシロい渡邉さん


 もしかして双子?(笑



「逢坂」ツアー宴会 「逢坂」ツアー宴会



それにしても、造りの真っ最中の蔵元さん達が一緒に呑んでくださるなんてありえない状況に大感激。
逢坂」と西屋さんの厚い人望のおかげです。
スタッフNちゃんMちゃんにとっても、人とのつながりの大切さを知る見学ツアーだったんじゃないかな。 ←まだ明日もあるけど




「逢坂」ツアー宴会 「逢坂」ツアー宴会



そんな私の感動を知る由もなく、うひゃうひゃ呑んだくれる松井さん渡邉さん阿久津さんすぎちん大坂さん西屋さんKさんH子さん・・・

って、、、


 場所を移動しただけのいつもの呑み会ぢゃん(笑




デザートのアイス デザートのアイス


デザートのアイス デザートのアイス

※酒粕アイスの酒粕は大那かな?



こうしてチキチキツアーのおもしろおかしー宴会もまもなくお開きに。
阿久津さんが、「たわら寿」の近くに宿を取ってくれたので、運転代行を呼んでそちらに移動。


ホテルに着くと、フロントで西屋さんがなにやらもめている。

つ「どーしたんですか?」
大「予約取れてないみたい」


 わははは、阿久津さんらしい(笑



ホ「あ、予約入ってましたけど2010年になってますね」



 わははは、阿久津さん(笑 ハライテー




とまぁいろいろあったものの無事泊まることができてみんなで大浴場で疲れを癒す。
いや、疲れたのは運転された西屋さんであって、自分は疲れてないけどね(笑



その後はそりゃもう宴会が始まるのは自然の摂理・・・

「確か車の中にお酒たくさん入ってたよね〜」

と、選んだ酒は「旭興」丸秘酒。
ぐいぐい呑んでるうちに

「コレ、お燗で呑みたいね」

となったが、火は使えないよなぁと思ってると西屋さん

西「瓶燗火入れしますかね」

部屋のバスルームのバスタブにお湯を溜め、そこに瓶ごとドボン。



 わははは、さすが酒販店さん!



みんなで温まるのを待ってると、バスルームの方から


 シュポンっ! カラカランっ


 わははは、栓は抜きましょうよ(笑




ホテルで宴会 ホテルで宴会

ツマミはすぎちんからいただいた栃木レモンクッキー(笑




逢坂」一行のチキチキツアーはまだまだ続くのであった。

トゥ・ビー・コンティニュード・・・
posted by つかさ at 23:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2009年11月26日

旭興を醸す!

栃木で呑んだくれてみたりする。


注:この記事は2009/11/22の出来事です


ご存知、私が日本酒顧問を担当している東麻布「逢坂」。
その「逢坂」スタッフの勉強会として蔵元を見学しようということになった。
ご協力くださるのはおなじみ栃木の酒販店「西屋酒店」さん。
みんなであんな蔵やこんな蔵を見学しましょかね ←酒造りの邪魔




◆前記事:
 「大那を醸す!(2009/11/25)」




大那菊の里酒造を出たあと、一行は次なる目的地へと向かった。
その手と額には汗が、、、
なぜかというと、その蔵元さんは造りに入るととても近寄りがたいオーラを発するからである。
その蔵元さんと仲の良い方々ですら

「死にたくなくば、造り最中のヤツにだけは近づくな」

と畏怖する。
その彼から


「まーだーでーすーかー!」 ←威圧感たっぷり


と催促の電話があり、慌てて「大那」を後にしたのだ。
車内に緊張が走る。
誰もが無言の中、ゴクリと生唾を飲み込む音だけが響く。



 ヤバい、チビるかも・・・



実は今回のツアーで「この時期、この蔵元さんに行くのヤバくないですか?」と最後の最後まで躊躇してた。
だがついにソコに到着。




 「旭興」渡邊酒造っ!



◆「旭興」関連記事:
 「「旭興」の会(本編)!(2009/06/20)」
 「「辻善兵衛&旭興」の会!(逢坂)(2008/07/11)」




「旭興」渡邊酒造の前でうろたえるMちゃん 「旭興」渡邊酒造の前でうろたえるMちゃん




特攻隊長西屋さんが蔵を覗きに行くと、その男、、、当ブログでもおなじみ渡邉さんの怒号が響く。


「手が離せないから待っててくださーい!」 ←威圧感たっぷり



 ヤバい、チビりそう・・・



恐怖に震えながら横を見ると、旭興号を発見!



旭興号 旭興号


旭興号を撮って緊張をごまかしてみる。

どのぐらい時間が経ったのだろう、、、
緊張のあまり、それは5分にも1時間にも感じた。
落ち着きを取り戻そうと、無駄にウロウロしては写真を撮る。

渡邉家の軒下に立派なスズメバチの巣を発見!


渡邉家のスズメバチ巣 渡邉家のスズメバチ巣



ふと視線を感じたので振り返ってみると、そこにはじーっと見つめる猛犬の姿。


渡邉家の猛犬 渡邉家の猛犬

※数時間後この猛犬に襲われペロペロなめられてしまうのは、この時まだ知らない。



そしてついに奥から恐怖の大魔神現る。

渡「じゃぁコチラへどうぞ」

後をついていくと事務所に通された。
事務所の窓際を見ると、、、



燃え上がーれ 燃え上がーれ

燃え上がーれ 燃え上がーれ



 いきなり力が抜ける(笑


おお、コレがウワサの、、、みんなで写真バチバチ撮りまくる。



さぁみなさん、今回のチキチキツアーは「逢坂」スタッフの勉強会です。
渡邉さんの日本酒講義を聞きましょう。


渡「えー、酒母って何?とか基本的な部分は知ってる前提で話すすめます」


ご存知、渡邉さんは蔵元のための酒造講師というスペシャリスト。
そんな講師がいきなり難しい話を始めたので、「逢坂」スタッフNちゃんMちゃんお口ポカーン(笑



 わははは、ついてこいっ!Nちゃん、Mちゃん(笑



渡邉さんから「こんな酒を造れば絶対売れると思うんだけど」という提案も。
でも、それ売ったら絶対捕まるよ、渡邉さん(笑



しかしそのうち話はなぜかプラモデル(笑


燃え上がーれ 燃え上がーれ


全「ガンダムの手とシャアザクの角が無いのは戦いのリアル感出すため?」
渡「子供に壊されました」



 ガンダムよりシャアザクより渡邉さんより子供強しっ!



燃え上がーれ 燃え上がーれ




渡邉さんの熱いプラモデル講義が始まる。


渡「MAX塗りというのは〜」



 わははは、それは全員ついていけないからっ(笑




さぁ、それでは蔵に行ってみますか。

渡邉さんの後をトコトコついていく。
見せていただいたのは酒母。

渡「コレが生もとの酒母です」


生もと酒母 生もと酒母



渡「そしてこっちが2日目の速醸もと酒母です」



速醸もと酒母2日目 速醸もと酒母2日目



渡「えー、速醸もと触った手で生もとタンク触ったらぶっ殺します」 ←笑顔



 わははは、ちょっとチビった・・・




速醸もと酒母4日目 速醸もと酒母4日目

速醸もと酒母6日目 速醸もと酒母6日目


渡「8日目ぐらいで、足の裏のような臭いになります」


速醸もと酒母8日目 速醸もと酒母8日目


みんな臭いを嗅いでむせる(笑


渡「でも10日目ぐらいで、それが良い香りに変わります」


速醸もと酒母10日目 速醸もと酒母10日目


みんな「酒だ、もはやこれは日本酒だ」と感動。




さぁ、お次は仕込みタンクです。


仕込みタンク 仕込みタンク(特別純米)


仕込みタンク 仕込みタンク(特別純米)



 うわぁ、呑みて〜! ←ダメですから




ヤブタ式圧搾機 ヤブタ式圧搾機


ヤブタ式圧搾機はBタイプ。
いまかいまかと今年の搾りをワクワク待ってる良いヤツです。



旭興」の仕込水は井戸水。
渡邉さんが井戸の蓋をズズズと開けてくれる。


井戸 井戸



中を覗くと水面がキラリン。



井戸の中を覗く 井戸の中を覗く



順番が前後したが麹室に案内してもらう。
箱のサイズなどは南部杜氏独特の作りなのだそうだ。
それを見て感動した群馬「結人圭治さんパクったのは有名な話(笑


麹 麹


渡「逢坂さんにこんなサンプル置きます?よかったらどうぞ」

玄米、精米、麹菌のサンプルをいただいた。


米と麹菌サンプル 米と麹菌サンプル


ありがとうございます!



お次は渡邉さんの神聖なる部屋「第二実験室」。


第二実験室 第二実験室


これは浮ひょう計を使ってアルコール度数を計測しているところ。
今は計測器があるため浮ひょう計は使用しないが、たまたま引き出し開けたら入ってたので使い方を教えてもらった。
さらに、浮ひょう計と計測器の決して知ってはならぬタブーを教えてもらう。


先にも書いたとおり、渡邉さんは蔵元のための酒造講師。
たまにイベントのブース等で蔵元さん相手にうんちく語りまくる一般の酒通さんもいたりする。
そんな通ぶった方をピシャリと黙らせる素敵なテクニックをみんなで教わる(笑 ←店でも使える




最後は冷蔵庫。
かなり寒い日だったので冷蔵庫の中の方が暖かい。


冷蔵庫 冷蔵庫



あちこちにお宝が眠ってたので、みんな大騒ぎ(笑


 一番大騒ぎはもちろん大坂さんっ!




お忙しい中をじっくりと案内いただき、本当に嬉しいです。
この後、渡邉さんはまだ仕事が残ってるとのことなのでお暇することに。



渡邉さん、お忙しい中ありがとうございました!
美味しいお酒を楽しみに待ってます。



逢坂」一行は次へと向かうのであった。

トゥ・ビー・コンティニュード・・・
posted by つかさ at 23:11| Comment(4) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2009年11月25日

大那を醸す!

栃木で呑んだくれてみたりする。


注:この記事は2009/11/22の出来事です


ご存知、私が日本酒顧問を担当している東麻布「逢坂」。
最近は大坂店長と女性スタッフMちゃんによるランチも始め、ますますお客さんが増えている様子。
※ランチタイムはお酒出してませんのでご了承くださいな。


つ「店長、このランチ千円て安くない?」←御飯お代わり自由
大「だって半端な金額だとめんどくさいんだもん」


 わははは、性格丸出しっ(笑



ありがたいことに「逢坂」は雑誌にもバンバン掲載され、年明けにはテレビ番組にも取り上げられるとか。



 「松の寿」松井さん、ますます私達入店拒否られますね(T_T)




さて、、、
この「逢坂」スタッフの勉強会として蔵元を見学しようということになった。
ご協力くださるのはおなじみ栃木の酒販店「西屋酒店」さん。
みんなであんな蔵やこんな蔵を見学しましょかね ←酒造りの邪魔


そして当日、朝まで呑んだり寝ないで朝を迎えたり、なんとか頑張って(頑張るトコ間違い)池袋駅ホームに集合。←やればできる子達
小山へレッツラゴーっ!

1時間後、先日のようにまたまたまた小山駅で逆口に出てしまったので、あの怪しい通路を通って反対側に向かう。←お約束



小山駅の怪しい従業員通路 小山駅の怪しい従業員通路



ロータリーに停まってた1台のワゴンにみんなで乗り込む。


さぁみんな、、、


 「逢坂」のチキチキ栃木蔵元ツアーが始まるよっ!



西屋さんの運転で、一行は北へと向かう。
立ち寄ったコンビニでまずはアレを買わねば。



 関東・栃木レモンっ!




栃木限定のレモン風味乳飲料である。
さすがみんな「逢坂」の料理人、アレをあーやってこーやったら家でも作れるねーと盛り上がる。



途中、道の駅きつれがわでお昼タイム。


道の駅きつれがわ(前を歩く西屋さん) 道の駅きつれがわ(前を歩く西屋さん)


「なに食べようかな」
「納豆定食!」←ヤメレ
「ヨーグルト!」←それもヤメレ
「くさや!」←絶対ヤメレ、っていうかなぜ今くさや?

なんて会話は無かったが(笑)、腹ごしらえをしていよいよアソコに到着。



 「大那」菊の里酒造っ!



「大那」菊の里酒造 「大那」菊の里酒造



◆過去の関連記事:
 「大那を醸す!(2007/04/10)」




当ブログでもおなじみ阿久津さんが出迎えてくださった。

阿「つかささん、携帯見つかりました?」


 わははは、だから第一声がそれはヤメてください(笑



結局見つからず。1年間に同じ機種3台目(TT)


奥に通されると、囲炉裏の前で斉藤さんがなにやら作業中。


なにやら作業中の斉藤さん なにやら作業中の斉藤さん



 爆弾でも作ってるんですか?



斉「この後いらっしゃるくりはしさん御一行が利き酒ゲームするので、準備っす〜」
つ「へ〜オモシロそーですね」
斉「えーっと、、、あれ?コレなんだっけ?」



 作業中に声をかけるのやめれ自分っ!




大那」ではちょうど数日前に新酒をしぼったばかりなので、そのお話を伺いながら阿久津さんのお母様が作られた漬物をいただく。


昨日搾ったばかりの新酒 昨日搾ったばかりの新酒




阿「さて、そろそろ蔵内周りましょうか」



まずは米置場から。
置いてあった小袋をじーっと見つめるわたくし。


栃木産五百万石 栃木産五百万石



つ「栃木産、、、五百万石、、、57パーぁ?」
斉「それ、玄米です」
つ「で、ですよね(汗」 ←自信無くすトコだった

斉「こっちが57%です」


栃木産五百万石57%精米 栃木産五百万石57%精米


洗米機 洗米機



阿久津さんが作業工程表を見せてくださって、

阿「ちゃんと工程組んで計画的にやるんですよ」
つ「計画がずれるとしたら要因はなんですか?」 ←マジメに質問
阿「斉藤さんが二日酔いの時とか・・・」
斉「・・・・」


 わははは、不可抗力ってヤツですね ←天災ともいう



さぁ、お次は麹室(こうじむろ)。


麹室 麹室


このカーテンで仕切る方式は他蔵も導入したいとの評判。


麹 麹


甘くて美味しい麹です。


麹 麹


写真は、、、えーっと説明するまでもないでしょうが、三段仕込み(添、仲、留)の添と仲で投入する麹たちですな。

添仲留の麹」って「それ、仲本工事」って聞こえない?(笑




麹 麹




酒母 酒母


閏虎萬・大那の大いなる母、閏虎の酒母

母「雑菌ども、受けるがいい!必殺技ニューサン・シャインっ!」


 シュっ!ボっ!



閏虎の酒母 閏虎の酒母



【酒くれ!動画】(00:27)
 閏虎の酒母





稼働中の仕込みタンク 稼働中の仕込みタンク


ついに稼働中のタンク群。
大いなる母から生まれた大那がココですくすく育ってるのだ。

さぁみんなも歌って応援しよー


 背理背理触れ背理法〜
 背理背理触れ法法〜

  大きくなれよ

 ○大那飯場具っ!


※知らねぇよなぁ、と思ったら検索で結構出てくるのね(笑



仕込みタンクを上から臨む 仕込みタンクを上から臨む


仕込みタンクの中を覗く 仕込みタンクの中を覗く




ヤブタ式圧搾機 ヤブタ式圧搾機


おなじみヤブタ式圧搾機。
圧搾板をチラっとみたところA型かな。


A型圧搾板 A型圧搾板



と、ここまで案内していただいたところで、栃木の蕎麦屋「くりはし」さん御一行がご到着。
さらに「旭興渡邉さんから「まだ来ないの?」と催促のお電話。


 ヤ、ヤバイっ!



慌しく阿久津さん斉藤さんにご挨拶して、そろそろおいとましましょか。
外に出ると目前に柚子の木がドーン。


阿久津家の柚子の木 阿久津家の柚子の木


 おお、柚子酒「ゆず子」の柚子っ! ←早口言葉




阿久津さん斉藤さん、お忙しい中ありがとうございました!
美味しいお酒を楽しみに待ってます。



逢坂」一行は次へと向かうのであった。

トゥ・ビー・コンティニュード・・・
posted by つかさ at 23:28| Comment(6) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2009年08月19日

相模灘を醸す!

神奈川に行ってみたりする。


なぜか突然、
ホント突然、
気がついたら、とある蔵の前にいた。

その蔵元とは、、、


 神奈川「相模灘」久保田酒造っ!



久保田酒造 久保田酒造




相模灘」を醸すのはご存じ久保田ご兄弟のお二人。
よし、突然で申し訳ないが「突撃!隣の蔵元さん」いってみよー(笑



でも待てよ。
数日前に、お兄さんの晃さんから


晃「今度の造りは蔵人として来てください」


と言伝があったので、このまま捕まって帰れなかったらどうしよう、、

恐る恐る、趣のある販売処の戸を開けてみる。
誰もいない。
しばらく待ってみると、蔵の方がいらしたのでごあいさつ。
こちらへどうぞ、と事務所に通されると、弟さんの徹さんが笑いながら迎えてくれた。

つ「寝てました?」 ←第一声がそれってどうよ?
徹「寝てないですよ!それよりどーしたんですか突然!」


 気付いたら蔵の前にいました(笑



本日、晃さんは能登杜氏の研修でいらっしゃらないようで徹さんお一人。


 とりあえず今日のところは帰れそうだ(笑




◆関連記事:
 「相模灘を囲む会!(2009/08/08)」





徹さんが嬉しそうに

徹「先週、太刀魚釣りに行ってきたんですよー」


事務所内のスケジュール表にもデカ文字で


 8月○日:太刀魚


 徹さん、太刀魚釣りに気合い入ってます!





その後、まったりとお茶をいただきながら蔵の歴史などを伺う。

徹「そろそろ蔵を見ますか?」

徹さんに蔵を案内していただく。



仕込み水と徹さん 仕込み水と徹さん

仕込み水は、蔵の裏から湧き出る丹沢山系伏流水。
甘くてうまー。

実は私も丹沢山系の水で育ったので、なんだかホっとする水。 ←ホットウォータという意味ではない



釜 釜

大・中の釜。
ひっくりかえってる大きい釜しか使わないらしい。
ひっくりかえった釜って帽子みたいで可愛いぞ。



釜 釜



 だ、誰だ〜っ!

 めんたま描いたのっ!






釜戸 釜戸

釜戸を開けて見せてもらう。
かくれんぼには最適だな。 ←燃えるからヤメれ




釜戸の後ろ側 釜戸の後ろ側

釜戸の後ろ側はこんな感じ。
地下室みたいでわくわく。 ←お湯も沸く沸く




酒母室 酒母室

酒母室はこの時期やはり貯蔵室に。
室温5度の酒母室は夏はひえひえだが、冬は外がマイナスまで下がるので暖かい。
相対性理論ってヤツですな。 ←違
特酒相対性理論ってヤツですな。 ←もっと違




麹室 麹室


徹「麹室、入ります?」
つ「え、いいんですか?」



麹室 麹室

コレに麹菌を入れて振りかけます。
近所のホームセンターにも売ってるかな・・・

左側のタッパには、菌の成長をチェックするための拡大鏡が入ってました。




タンク タンク

出ました、タンクです。

徹「自分が造りを始めたとき、まず20個ほどタンクを処分しました」


 徹さん、意外と大胆っ!




サーマルタンク サーマルタンク

サーマルタンクはお酒を入れず、仕込み水を冷やす目的に使うらしい。
各蔵それぞれの造り方があって興味深いです。



佐瀬式圧搾機とヤブタ式圧搾機 佐瀬式圧搾機とヤブタ式圧搾機

佐瀬式ヤブタ式
心にグっとくる2ショット(笑




佐瀬式圧搾機(冬眠中) 佐瀬式圧搾機(冬眠中)

現在、佐瀬式は使用せずヤブタのみ。
ヤブタって高いんだよね〜という話題で盛り上がる。(価格は8桁)




ヤブタ式圧搾機 ヤブタ式圧搾機

アコーディオン部分(?)が外された状態のヤブタ。


 なんだかSF映画のワンシーンみたいだぞ(笑






加熱処理機 加熱処理機

これなーんだ?
火入れの機械です。
熱湯の中をグルグル通って65度まで加熱します。
相模灘」は、火入れ1回で貯蔵。




瓶詰め機 瓶詰め機

この瓶詰め機も含め、「相模灘」の機械はシンプルな構造のものばかり。
機械を完全にバラせて隅々まで手入れができるという利点を重要視してるため。




瓶 瓶

わーい、瓶底瓶底っ!



ひととおり案内してもらった後、事務所に戻ってまた一服。
神奈川の蔵元事情や造りのコンセプトなどを伺って、徹さんの日本酒に対する熱意に感動です。
会やイベントなどでお会いする徹さんとは全然違う一面を見て、「相模灘」の魅力にぐいぐい惹かれました。


 相模灘、今後もますます楽しみですっ!



晃さん徹さん、これからもよろしくお願いします!



お話を伺ったあと、お酒やグッズを売る販売処に移動する。


販売処 販売処



久保田本家と呼ばれるこの販売処は、「かながわの建築物100選」に選ばれる築160年のお屋敷。


 →「かながわの建築物100選」久保田本家


八ッ墓村」のロケにも使われ、現在でも年数回は撮影に利用されてるらしい。

徹「最初は事務所の方で販売してたんですけど、こっちの方が趣があっていいかなと」



並ぶ相模灘 並ぶ相模灘。この奥がお座敷。




目と鼻の先に津久井湖、その先に相模湖という、うらやましいほど自然に恵まれた環境は徹さん自身もお好きなご様子。
またちょくちょく遊びにこよっと。


 ま、待てよ、今度遊びに行ったら半年帰れない気がっ(汗
posted by つかさ at 23:43| Comment(8) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2009年07月27日

結人を醸す!

群馬に行ってみたりする。


とあるお方から

「一緒に群馬に行きましょー!」

とお誘いいただいた。
そのお方とは、、、


 栃木「西屋酒店」小谷野さんっ!



いったん小山に向かい、チキチキ西屋号で群馬県前橋にレッツラゴーだっ!


向かった先は「町田酒造」。
蔵を案内いただき、町田さんとお話してたらとんでもないほど遅い時間に。


◆前記事:
 「町田酒造を醸す!(2009/07/27)」




慌てて前橋でもうひとつの日本酒蔵に向かう。
その蔵元とは、このブログでも超おなじみ。


 「結人」柳澤酒造っ!



本日はお兄さん清嗣さんはいらっしゃらないそうだが、弟の圭治さんが待ち伏せしてるらしい。


 よーし、攻撃開始っ! ←完全に目的ちがう



強まる雨の中、先ほどまでの街中とはガラリと変わって自然が広がる道をズンズン進んでいく。
しばらくすると見覚えがある風景に。


つ「あ、たしかココ!この先の左側!」


というわけで到着しました「柳澤酒造」!


柳澤酒造 柳澤酒造



◆過去記事:
 「結人を醸す!(2007/08/07)」



入口をガラっと開けてしばらくすると、、、

圭「どーもすどーもすありゃーすありゃーす」

いつものぶっ飛びテンションで圭治さん登場っ!
ごあいさつもそこそこに早速蔵を案内してもらう。



これが銘酒「結人」の大半を占める仕込水の水源。


水源 水源




やはりコレを見ると誰もが驚きますな。
西屋さんHOROYOIさんひろきさんも口ぽかーんの縦型精米機がなんと2機!


縦型精米機 縦型精米機



圭「仕組みは、、、なんかゴリゴリってやるんスよ」


 わははは、わかりやすいっ!わかりやすいっ!




貯蔵蔵と圭治さん 貯蔵蔵と圭治さん



蔵の外に出ると貯蔵蔵の脇に丸い石が。

圭「コレ、コレ!コレが精米機の中に入っててゴリゴリって!」


 わははは、わかりやすいっ!わかりやすいっ!



精米機用の石臼 精米機用の石臼





おなじみ釜です。
大きいのと小さいの。


釜 釜


ふと足元を見ると、さらに小さい竈の埋跡を発見。

つ「ココにもうひとつ竈があったんですね」
圭「おおっ、ホントだ!」


 気付かなかったんかいっ!(笑




麹室は殺菌中だったので窓からチラっと中を拝見。


麹室 麹室



つ「あの麹箱って旭興からヒントもらって作ったんですよね」

圭治さんが栃木「旭興」の蔵に行ったときに見て、すごく使いやすそうだったので思わず


圭「スゲー、いーじゃんコレ、メジャー持ってきてメジャーっ!」


 圭治さん、他の蔵でやりたい放題しすぎ(笑





タンク タンク


かなり整理されたタンク。
ものすごく効率よさそうな感じです。
大雑把っぽく書いてるけど、実は緻密な圭治さんの性格がよく出てます。 ←たまには上げてみる


タンク タンク




おなじみのヤブタ式圧搾機。
2台ありますが、1台しか稼動してません。
使ってない方もらっていい? ←アコーディオン代わりに鳴らして遊ぶ


ヤブタ式圧搾機 ヤブタ式圧搾機




この時期、酒母室は貯蔵庫として利用。
中に入るとお宝がザックザク。
でも盗みに忍び込んだら凍死するので自分ではやらない。


酒母室 酒母室





何度でも言います。
私は「瓶底メガネフェチ」ではありません。
「瓶底フェチ」です。


瓶底ぐーるぐーる 瓶底ぐーるぐーる




圭「まぁ、こんな感じスかね」

そろそろ蔵を出ようとした時に目に入ったのがフォークリフト。
ん?なんだコレ、と近づいてみると、、


 かっちょいーっ、サイドに結人マークっ!



フォークリフト「結人号」 フォークリフト「結人号」


圭「フォークリフトもこのあいだ新しくして、、、」

説明しながらフォークリフトの後部を見た圭治さん


圭「うわっ、もう誰かぶつけてるっ!」 ←たぶん犯人は圭治さん





貯蔵コンテナ 貯蔵コンテナ


この蔵の貯蔵庫はコンテナを利用。
温度を変えて吟醸・大吟醸用、普通酒用と分けてます。
西屋さん、ウチにもコレほしーぞーという顔で見てました。




ひととおり案内していただいた後は、事務所で一服しながら造りの話なんぞ。
冷却させて滓を下げるという無濾過の技を初めて実践したとき、

圭「すげーっ!サーマルすげーっ!」


 タンクを全部サーマルに変える決心したとかしないとか




いつもロケンローなテンションで日本酒から遠いあんちゃん(笑)に見える圭治さんだけど、付き合いが深まれば深まるほどなぜあんなに美味しい「結人」が造れるのかわかる気がします。


圭治さんの話を聞いてるうちに、はっと気付くと外はまっくら。
うわ、遅くまですみません!と一行は帰ることに。


圭治さん、ありがとうございました!
清嗣さんにもよろしくお伝えください!
結人」「桂川」の応援させてください!




帰りのチキチキ西屋号の中で、

「いやぁホント来てよかったね」

と話してるとメールがピロリン〜

 あれ、圭治さん


> ヤバいす、写メでつかささん撮るの忘れてました



 わははは、撮んなくていいしっ(笑



返事を出そうとしたら、携帯がプルルルル〜

 あれ、圭治さん

出てみると


圭「写メ撮るんで戻ってきてくださいっ」



 戻りませんからっ(笑





西屋さん、運転おつかれさまでした!
HOROYOIさんひろきさん、お疲れ様でした!
posted by つかさ at 23:01| Comment(8) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

町田酒造を醸す!

群馬に行ってみたりする。


とあるお方から

「一緒に群馬に行きましょー!」

とお誘いいただいた。
そのお方とは、、、


 栃木「西屋酒店」小谷野さんっ!



まずは栃木県小山に向かってみる。
いつもの黄色いガリガリ君Tシャツを着て電車を待ってると、、、


ガリガリ君車両 ガリガリ君車両



 乗り込むと乗客の視線がつきささるっ!



栃木県小山は先日行ったので、もはや余裕。
池袋から湘南なんちゃかライナー(覚えてないぢゃん)に乗ってビューンだ。
車内でひまつぶしにネットなんぞ閲覧。
昨日、横浜で一緒だったHOROYOIさんの日記を読むと、


> 今から群馬にいきまーす! ←たしかこんな感じ


思わずコメント書いてみる。

> 奇遇ですね、自分もですよ



1時間後、小山に到着。
西屋さんを見つけてチキチキ西屋号に乗り込むと、後ろ席に、、

 HOROYOIさんっ?


西屋酒店」に予約したお酒を取りに寄ったら、なぜか一緒に行くハメに。


 わははは、楽しい旅になりそですなっ!



時間はちょうどお昼どき。
西屋さんオススメの「森田屋」で佐野ラーメンをいただく。


森田屋 森田屋


佐野ラーメン 佐野ラーメン



 うまーっ!



さーて、佐野から群馬県前橋に向かいますか。
チキチキ西屋号を飛ばしてるとなにやら雲行きが怪しくなってきたぞ。
空が真っ黒になったので、スゲーっと左の館林方面を見たら、、、


 真っ黒な空から真っ黒な太い柱っ???

 まるで映画の竜巻シーン!



後でホントに竜巻だったと知る(汗
※太い竜巻以外にいくつかの細い竜巻が発生してました。



激しい豪雨に打たれながらチキチキ西屋号は前橋へと向かう。
前橋に入ると、西屋さんの携帯がプルルル。
酒くれ!」によくコメントを書かれるひろきさんがちょうど近くの駅にいるらしいので、拾って目的地へと向かう。

そして向かった先はココ。


 群馬「町田酒造」っ!



町田酒造 町田酒造



入口を開けると、町田さんと奥様マチエミさんが出迎えてくださった。
町田さんは東京でよくお会いしてるが、マチエミさんは1年ぶり。
一服したあと、町田さんの案内で蔵見学。



このあたりは日本酒造りに適した水が採れるそうで、近隣に3蔵が寄り合っていたそうだ。
※今は「町田酒造」だけが残ってる


水源 水源



町田さんが開栓して水を流してくれる。



水源 水源



町「隣のステーキハウスも以前は蔵元だったんですよ〜」


 えぇぇぇぇっ!?酒蔵が2件並んでたんすかっ!



町田酒造とステーキハウス 町田酒造とステーキハウス



まずは釜です。

釜萌ぇ〜 釜萌ぇ〜


釜フェチの私にはたまらなく美しいフォルムです。


釜萌ぇ〜 釜萌ぇ〜



麹室 麹室


納豆菌をばら撒こうという私の企みを阻止すべく厳重に閉じられた麹室。
くっそー


麹室 麹室




酒母室 酒母室



この時期は冷蔵貯蔵庫として使われる酒母室。


先生、赤いPケースが群馬からの注文殺到してます。
先生、黄色いPケースが東京からの注文殺到してます。
そうか、だったら、赤P黄P赤P赤P黄P赤P黄Pで交互に並べ。
だんじょだんだん・・・



酒母室 酒母室





仕込水濾過装置 仕込水濾過装置


この濾過装置を使用して自然水をさらに濾過し、超軟水にするとのこと。



タンク タンク


でました、タンク!
コレを見ると「あぁ酒蔵にいるんだなぁ」と実感が沸きます。


タンク タンク




ところで、実は町田さんのTシャツのイラストが気になって仕方がないのです。
ほしーぞ、、、


町田さんのTシャツが気になる 町田さんのTシャツが気になる




町「○印が付いてるのは、数日後にひきとっていただくタンクです」

タンクの廃棄ってかなり費用がかかるのでは?と伺うと、別の利用目的でひきとってくれるところもあるのだとか。
そうか、そういう使い方もあるのか!と目から鱗、鼻から牛乳。



廃棄タンク 廃棄タンク

げんきでなー、次のおうちでもかわいがってもらえよー




ところで、、、
町田さんのTシャツイラストとともに、出入口の張り紙も気になってしかたがないのです。


気になる張り紙 気になる張り紙




貯蔵庫 貯蔵庫


やはりどの蔵元さんも一番欲しいのは貯蔵庫みたいですね。
使わないタンクを廃棄してそのスペースに貯蔵庫を増やす、みたいな。
私の家で良かったら貯蔵庫に使ってください。
中身の保障はいたしません。


貯蔵庫 貯蔵庫



ひととおり蔵内を案内いただいたあと、一服しながら町田さんとディープな話題で盛り上がる。
群馬日本酒業界の現状だとか今後の展開だとか町田さんが東京でなにやってるかとか東京にはもう飽きたとか(笑


地元向け銘柄「清りょう」とは違うことをやりたい、という思いで立ち上げた銘柄「町田酒造」。
これほど強烈なインパクトのある銘も珍しいかと。
社名を銘柄にすることは特別な意味を持っており、そこには自信と覚悟が表れてます。
お燗でも美味しいコクのある純米酒を目指すマチエミさん、香りを生かした純米吟醸酒を目指す町田さん、それぞれ得意の分野で最高なものをという手法にお二人の熱い意気込みを感じました。

町田さんの楽しい話に夢中になり、気付くと数時間経過。
うわ、長時間お仕事の邪魔しちゃいましたということでおいとますることに。


町田さんマチエミさん、ありがとうございました!
町田酒造」これからも楽しみにしてます!



ところで、マチエミさん


たまにはお二人一緒に東京にいらしてください(笑 ←むしろ旦那は留守番が、、




で、一行は次へと向かう・・・
posted by つかさ at 22:03| Comment(12) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2009年07月18日

辻善兵衛を醸す!

気がついたら栃木にいたりする。

サケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケ

◆前記事のあらすじ:
 「突然あらわる!(2009/07/18)」


東京の街、池袋をお散歩してたハズなのに、、、


 ハッと気付いたらなぜか栃木県小山駅っ!



小山「西屋酒店」で「戦う書道家大鳳さんとくつろいでて出たセリフが、


 そーだっ!辻さんちに行こーっ! ←JRのCMちっく


サケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケサケ


西屋さんのおかかえ運転手ミートくんの運転で真岡に向かう。

ミ「混んでなければ早いですよ〜」

の言葉通り、あっという間に真岡の街に到着。
途中で携帯がピロロロロ。


 巣鴨「KUSHIKOMA 井こし井越さんっ!


井「いま巣鴨にいる?」
つ「ちょっと離れてます」 ←ちょっとじゃねぇよ
井「どこ?」

つ「辻さんちの近く

井「ドガダン」 ←受話器が落ちたっぽい

井「じゃぁ、辻風もらってきて」
つ「らじゃ」


というわけで来ちゃいました。


 辻善兵衛商店っ!




ごぞんじ、十六代目の天才杜氏辻寛之さんの醸すお酒はすばらしく美味しい。
そのレベルの高さにファンも多い。
辻さん(通称つじひろべー)は、当「酒くれ!」での出現もかなり多いほどネタを提供してくれる。


辻善兵衛商店 辻善兵衛商店


蔵の敷地に入ると、辻さんが出迎えてくれた。

辻「なんでココにいるんですか?」
つ「自分でもよくわかりません」




地酒館 地酒館

とりあえず地酒館でお茶をいただきながら一息つく。




地酒館 地酒館



サクっとごあいさつしてサクっと帰るつもりだったが、、

辻「蔵、見ます?」
つ「もちろんです!」 ←コンマ2秒で速答


辻さんの案内でひさびさの「辻善兵衛」蔵見学。


◆過去記事:
 「辻善兵衛を醸す!(2007/04/12)」




仕込水と辻さん 仕込水と辻さん

つ「仕込水は地下500mからの汲み上げ水ですよね」
辻「それ、温泉出るから!」
 ※辻善兵衛 蔵元交流会!(本編)より

つ「仕込水は地下500mからの汲み上げ水ですよね」
辻「5千mです」
客「マグマかよ!」
 ※「辻善兵衛」の会!(井こし)より


の会話で有名な(笑)、地下50m汲み上げ仕込水を出してくださる辻さん。
手ですくってじゃぶじゃぶ飲む。




釜 釜

お米を蒸す釜。
私が炊飯に使ってる釜(3合)とは大違いです ←だから比べるなっつーの


家の釜 またまた登場、私の釜(3合)




麹室 麹室

納豆菌対策のため、厳重に閉じられてる麹室。
でもココに一番入っちゃいけない人は、、


 納豆祭委員会の辻さんと「松の寿」松井さんですからっ!

 ※日本酒フェスティばる!より




サーマルタンク サーマルタンク

つ「あれ?サーマルタンクって違う場所じゃなかったですか?」
辻「こっちに移動しました」


 辻さんひとりでゴロゴロ転がして移動させる ←たぶん違う




タンク上部 タンク上部

辻さん

辻「上ってみます?」

とおっしゃってくださったので、タンク上部に上ってみる。

辻「ニス塗ったばかりなので気をつけてくださいね」


 それを聞いて前にも後ろにも動けなくなる




タンク上部 タンク上部

上半身を右にねじってパシャっ


 グキっ ←運動不足




タンク上部 タンク上部

上半身を左にねじってパシャっ


 グキっ ←呑みすぎ




タンク タンク


辻「タンクもね、この間塗り直したんですよ。エアブラシ使って」

5年に1度、綺麗に塗り直すらしい。
まだ塗り直してないタンクを見た大鳳さん

大「残ってるヤツは真っ赤にすれば?」


 「3倍速い速醸もと」ですな ←某「旭興」蔵に実際あるとかないとか




佐瀬式圧搾機 佐瀬式圧搾機

圧搾機を見るといつも思うんだけど、、


 空気入れて演奏できないかな? ←できません




瓶燗機 瓶燗機

ホームセンターで材料そろえた手作りの瓶燗機。
ココであの絶妙なタイミングの火入れが行われる。


 普段は落花生を育てるプランターに、、、なりません


※落花生:真岡市の特産品




瓶ケース 瓶ケース


立ち並ぶ瓶ケースを見て、つい

つ「車でツッコんだら気持ちよさそ〜」
一同「やりてぇ〜っ!」


 辻さんに怒られま・・・

 いや、辻さんが一番やりたいかも(笑
 ←ライセンスも取得したことだし




そうだ、「辻風」を頼まれたんだっけ。
頼むと、

辻「ちょっと待っててください」


辻風 辻風


 わははは、今からラベル貼り?




辻風ラベル貼り 辻風ラベル貼り

辻さん、ラベルを貼ってると、

辻「あ゛ー、あちーな、まったく」


 暑さに辻さん突然キレる(笑



ごぞんじ、今年初登場「辻風」のラベルは大鳳さんの書。
ふと私の横を見るとそのご本人がいらっしゃるではないか(笑
そりゃもう一緒に写真撮るしかないでしょ。



辻風・雄町シリーズラベルと大鳳さん 辻風・雄町シリーズラベルと大鳳さん


大鳳さんが左手に持つラベルは、辻さん大鳳さんのコラボ酒「へぃ雄町」と「ちょぃと雄町」。
非売品ですが、辻ファンならどこかで見かけると思います。
すでに呑んだという方から報告もあったし。



辻さん、お忙しいところ突然の訪問申し訳ありませんでした。
これからも美味しいお酒をよろしくお願いします!

この後、西屋さんが小山で待ってらっしゃるので即行で帰る。
辻さんにごあいさつすると、

辻「じゃぁ来週!」


 へ?らいしゅうっ?




ところで、、実は私には人の心を読むテレパシー能力というものが備わってまして。
この記事を読んだ西屋さんの心の声を読んでみましょ。



西「だーかーらー、帰ってくるの遅かったのかーっ!



西屋さんごめんちゃい
posted by つかさ at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2007年08月08日

浅間山を醸す!その2

群馬に行ってみたりする。

思わず「うまっ!」と呟いてしまった群馬のお酒「浅間山」
その美味しさの秘密を探るべく、


 群馬県吾妻郡の蔵元に来ましたっ!


まず最初に


 クチぽかーーーーんっ!(°o°スゲー


浅間酒造観光センター併設蔵を櫻井さんに案内してもらった


浅間酒造観光センター 浅間酒造観光センター



櫻井さん

「次は浅間山を造ってる蔵に行きましょうか」

浅間酒造観光センター併設第二蔵は主に地元酒「秘幻」を造り、櫻井さんが立ち上げた新銘柄「浅間山」は車で5分程離れた本社蔵で造られる。
もともとは本社蔵だけだったが、数年前に第二蔵を増設したそうだ。
櫻井さんの車に乗せてもらい本社蔵に向かう。


蔵内に入ると


減圧蒸留機 減圧蒸留機


 クチぽかーーーーんっ!(°o°スゲー


ななななんだ?なんだ?
焼酎の蒸留機?

実は、浅間酒造の米焼酎「ぎん」等もココで造られるそうだ。
日本酒蔵では見かけない光景にちょっとワクワク。


「それからワインもココで造ってるんですよ」
「ワインと日本酒を同じ場所で造っても問題無いんですか?」
「一応タンク同士は距離置いてるので、今のところ問題無いですね」



第二蔵同様、気圧の問題で釜が特殊。
こっちのは釜全体に圧力をかけるタイプらしい。
圧力鍋の原理ですな。

釜 特殊な釜



麹室で櫻井さん、丁寧に麹造りのお話をしてくださる。
麹米を乾かす時に溝を入れて表面積を多くするだとか、空気と水と黄麹菌の複雑な関係だとか。

麹室 麹室



酒母(もと)を造る小さいタンク。
酒母造りについては、、、
松の寿若葉さんの「蔵元若葉印 酒造りの工程」を参照ください(笑
若葉さーん、またまたヨロシクっ(^o^)/

酒母タンク 酒母タンク



「あぁ、やっぱりこのタンク群を見ると落ち着きますね」

と言うと

「みなさんそう言います。アッチ(第二蔵)が特殊ですからね」

タンク タンク



階段上がってタンクの上部を案内くださる。
櫻井さんが後ろ向いてる間に、エィっ、パチリっ

タンク上部と櫻井さん タンク上部と櫻井さん



おなじみヤブタ。
間の仕切り板1枚の値段聞いてビビる。

ヤブタ式圧搾機 ヤブタ式圧搾機



櫻井さんが修行先「出羽桜」から戻ってきて、真っ先に取り組んだのが貯蔵庫造り。

「酒は生モノ。肉や魚同様、腐った酒、つまり老ねた酒を売ってはならないので貯蔵が大切なんです」

櫻井さん、とある部屋の前でそんな話をされ、

「もともと違う用途の部屋を貯蔵庫に改造したんですよ」

と扉を開けると


貯蔵庫 貯蔵庫


 クチぽかーーーーんっ!(°o°スゲー


ス、スゴいです。
貯蔵庫の中は常にマイナス5度。
足元には氷が張ってます。
サ、サムいです。



ところで・・・
浅間酒造では、3酒類の仕込水を使い分けるそうだ。
それぞれの水源地から4tタンクローリーに詰めて持ってくる。
会長(祖父)お気に入りの水源、社長(父)お気に入りの水源があるとか。
蔵をひととおり案内してもらった後、

「水源地に行ってみます?」

と、櫻井さんの車でバウーっと山奥へ向かう。


水源と黒いパイプ 水源と黒いパイプ


「元栓開けてきますね」

櫻井さんが山奥に消えていく。


黒いパイプ口(流水前) 黒いパイプ口(流水前)


しばらく経つと、突然黒いパイプの先から水がズボボボボボーっ!


黒いパイプ口(流水中) 黒いパイプ口(流水中)


わはははっ、手にすくえる水量じゃないス(笑 ←水圧で川に流されます


元栓閉めてチョロチョロになったところを手にすくって一口。
まさに昨晩呑んだ「秘幻」の味!



観光センター第二蔵に戻ると、

「たぶん今後もう呑めない普通酒、試飲してみます?」

と蛇の目を差し出してくれた。
一口クイッ。


 ふつう…しゅ???


ハチミツを溶かした水のような甘味。
実は1タンクだけアミノ酸が異常値になってしまい製造を中止したが、その後も発酵が進み偶然できてしまったとか。

「まるで貴醸酒ですね、コレ」
「でしょ?でも記録取ってないので二度と造れないんですよ」

うーん、残念。
でも呑めてラッキー。



櫻井さん、お忙しい中ありがとうございました!
昨日の「結人」柳澤さんとはタイプが違えどお2人とも苦労なさっており、それがバネになって美味しい酒造りに活かされてるんだなぁと感心しました。


 これからも「浅間山」楽しみにしてますっ!


草津節 前夜に呑んだ「秘幻 草津節」純米


浅間山 帰ってきて呑んだ「浅間山 しゃくなげ酵母」純米吟醸
posted by つかさ at 23:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

浅間山を醸す!その1

群馬に行ってみたりする。

昨日結人」蔵元に伺った後、草津方面に移動し温泉宿で一泊した。


露天風呂 露天風呂


半混浴の露天風呂は貸切状態。
そりゃもう延々浸かって体内の毒を抜こうと思ったら体内の酒が抜ける。

朝食に納豆が出たが、事情を話して手を付けずごちそうさま(笑



さてさて、本日も蔵元さんに伺う予定。
以前ソレを呑んだ翌日、蔵元さんにバッタリお逢いした運命のお酒「浅間山」


その美味しさの秘密を探るべく、


 群馬県吾妻郡の蔵元に来ましたっ!


「その蔵元は大きな観光センターも経営してるよ」と聞いてはいたものの、実際に行ってみてビッッックリっ!


浅間酒造観光センター 浅間酒造観光センター


 クチぽかーーーーんっ!(°o°スゲー


想像を遙かに超えてます。
高速道路のサービスエリア丸ごと、いや、3階建の施設はそれ以上の規模。
大きな和食処も隣接してます。
わはははっ、広大な駐車場にはなんとガソリンスタンドも。
何台もの観光バスから観光客がわらわらわらわら降りてくる。


 クチぽかーーーーんっ!(°o°スゲー


ハっと我に返り蔵元櫻井さんを呼び、売店を横切って事務所に通してもらう。
山形「出羽桜」で3年間修行し、数年前に自蔵に帰ってきた櫻井さん

「酒造蔵が2つあって、大きい方だけ見て帰られるとイメージと違うと思うんですよ。なので両方見てってくださいね。」

「は、はい…」

まずは観光センターと併設されてる大きい酒造蔵を案内してもらう。



洗米・浸漬機 洗米・浸漬機 洗米・浸漬機


 クチぽかーーーーんっ!(°o°スゲー


いきなりフルオートメーション。
オートメーション化のメリット・デメリットや、職人技術との融合などについて詳しく教えてもらう。
フルオートで大量に仕込むとどうしてもムラが出てしまうので、少量仕込みで質を優先させているとのコト。



釜 特殊な釜

面白い釜ですが、実はこの場所かなりの標高に位置しているため、気圧の関係で沸点が低い。
なので特殊な方法で米を蒸さなければならず、釜も特殊な形になるそう。
これは水の代わりに高圧水蒸気で蒸す、だったかな(^^ゞ

なんたって、ちょっと先はこんな場所ですから。

  ↓

野反湖 野反湖



こちらの麹室はただいまホルマリン清浄中。
中には入れません。
朝食に納豆が出てきてたのバレたか? ←もちろん食べてないよ

麹室 麹室



酒母(もと)を造る小さいタンク。
酒母造りについては、、、いいサイトがあるじゃないか!
松の寿若葉さんの「蔵元若葉印 酒造りの工程」を参照ください(笑
若葉さーん、ヨロシクっ(^o^)/


酒母タンク 酒母タンク


先にも書いたとおり少量仕込みのため、タンク内の温度センサーまで中身が届かない事もあるとか。
結局のところ職人の技術が要という事でしょうね。



タンク上部への移動は階段ではなくエレベーター。
白い箱は、タンク蓋から冷気が逃げないようかぶせた発砲スチロール。
なんと、昨日届いて今日から使用してみたそうです。
一般消費者としては初光景・初公開。

タンク タンク上部



圧搾機はおなじみのヤブタ式。
ココだけで2台ありますが、メンテが大変なため実際稼動してるのは1台のみです。

ヤブタ式圧搾機 ヤブタ式圧搾機



センター酒蔵見学 センター酒蔵見学


観光センター売店脇に「酒蔵見学コーナー」があります。
ガラス越に酒蔵が覗けます。
酒蔵見学コーナー」を進むと、おぉっ、ガラス越にヤブタっ!

センター酒蔵見学 ガラスの向こうにヤブタ


で、酒蔵のヤブタの方からこのガラスを覗いてみる(笑

  ↓

センター酒蔵見学 ガラスの向こうに見学コーナー



「さて、次はもう一つの蔵に行きましょうか」


続く・・・
posted by つかさ at 22:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2007年08月07日

結人を醸す!

群馬に行ってみたりする。

群馬の若き新星「結人(むすびと)」!

ほんの一口で、このお酒の魅力と期待にハマってしまった。


なので早速・・・


 群馬県前橋市の蔵元に来ましたっ!


柳澤酒造 柳澤酒造


地元酒「桂川」で知られる「柳澤酒造」は、現在ご兄弟で営まれている。
副杜氏である弟さん、柳澤圭治さんが暖かく迎えてくれた。

 「暑いッスね〜」
 「暑いッスよ〜」

 「夏ッスね〜」
 「夏ッスよ〜」

終始こんなノリ(笑)で、早速お蔵を案内してくださる。
お蔵に入ると、、、


縦型精米機 縦型精米機


 え、縦型精米機が2機っ!?


す、すげー!
結人の生産はわずか数十石と聞いてたので、失礼ながら自家精米だなんて思ってなかったぞょ。


「縦型2機ですか、スゴいですね〜」

「たまたま2つあったんスよ〜」


 たまたまっ?(笑


実は、元々の地元銘「桂川」はモチ米を混ぜ、甘い酒にこだわりを持つ。
なので、モチ米と酒米を分けて精米するための2機らしい。
初っ端から驚かされながら、さらに案内してもらう。



釜 釜


同じ理由で釜も2つ。

「釜も2個ですか〜」

「たまたま2つあったんスよ〜」


 たまたまっ?(笑



麹室 麹室


麹室(こうじむろ)です。
納豆食べてないコトを強くアピール(笑

圭治さんが麹箱を持ってきて、

「栃木 旭興 渡邉君トコの箱が使いやすそうだったんで、真似て作ったんスよ〜」


麹箱 こんな風に使うんスよ、と実演してくれる



さらに先に進むとタンクがズラリ。
しかもサーマルタンク(温度管理ができる高価なタンク)が6個っ。

「まさか、これもたまたまあったとか?(笑」
「これは買いました(^^;」

タンク タンク


「これって、結人と桂川合わせてもかなりの量造れる環境じゃないスか〜?」

と伺うと

「確かに造れるけど、質を重視したいのであえて仕込まないようにしてるッスよ〜」


会話を交わせば交わすほど、圭治さんの日本酒に対する熱意がバンバン伝わってきます。
この蔵元さんに来て良かったなぁ。

タンク上部に上がってみますか?と、階段を先導してくれる。

タンク上部 タンク上部


ちなみにタンクの中は・・・カラッポです(^^ゞ

タンク内部 タンク内部



圧搾機はおなじみアコーディオン型の「ヤブタ式」。

ヤブタ式圧搾機 ヤブタ式圧搾機


圭治さん、ヤブタの仕組みなどをとても詳しく解説してくださる。



ひととおり蔵内を回ったら、外に出て瓶洗機貯蔵庫を見せてもらう。

瓶洗機 わーい、酒瓶の山


瓶の底は見れなかった、残念。 ←瓶底フェチだから(瓶底メガネフェチではない)



貯蔵庫 貯蔵庫


コレ見てたら、昔アイス工場の貯蔵庫に閉じ込められ死にかけたのをふと思い出した。



ひととおり案内してもらった後、事務所にて一服。
圭治さんと、お兄さんの柳澤清嗣さんから色々お話を伺う。

数年前、東京に進出しようと思い立ったお2人は「行けばなんとかなるだろう」的な軽い思いで東京に出たそうだ。
しかし「東京ではこれじゃダメだよ」と厳しい意見をいただき


 「東京っておっかねぇ〜っ!」


と奮起したとか。
それが今の結人の美味さに結びついてるに違いない。

酵母の使い方もセオリー無視の我流らしい。
とある酵母を使った時に上手く醸せず、電話で先輩に指導を仰いだところ

「アル添してバランス取るんだよ」
「でも、純米で造ってるんスよ〜」
「え?その酵母で純米・・・?がんばれっ!

 ガチャッ、ツーツーツー


そんな型破りなトコロがますます魅力かと。
圭治さん、清嗣さんから今までの経緯やら今後の展望やらすごーく深い話を伺って、ますます好きになりましたよ「結人」。
質を落とさないために仕込数を増やしたくないとか、苦しい時を助けてくださった酒販店を大事にしたい(ちなみに東京は1店のみ)とか、個人的に尊敬・共感できるお2人です。


 ぜひ応援させてくださいっ。


桂川

※この日、夕食でいただいた「桂川」本醸造生貯蔵


結人

※「結人」五百万石純米吟醸瓶燗火入。



で、突然ですが・・・


9月に結人」柳澤さん御兄弟を囲む会を予定してますっ!



場所はもちろん巣鴨のアソコ。
詳細は後日!
posted by つかさ at 23:49| Comment(10) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む

2007年04月12日

辻善兵衛を醸す!

栃木に行ってみたりする。

栃木県は美味しい日本酒が多い事を、日本酒好きなら誰でも知っている。
その栃木県に「一緒に行きませんか?」と「かんだ光壽」店主の大野さんからお誘いをいただいた。


※この記事は2007/04/08の出来事です。

 前日の様子はこちら
 「松の寿を醸す!」はこちら
 「大那を醸す!」はこちら



松の寿」「大那」蔵を満喫したのでいよいよ最後はココ。


 辻善兵衛商店っ!


十六代目の天才杜氏辻さんは今回3蔵の中で30歳と最年少。
しかし寡黙な辻さんの醸すギャグは「松の寿」松井さん、「大那」阿久津さんに引けを取らない。 ←醸しの対象ソコじゃねーよ



辻善兵衛商店

他2蔵と違うのはお蔵が街中にあるということ。
賑やかな街中にいきなりドデーンと建ってます。

強くなってきた雨の中、辻さんにお蔵を案内していただく。



竪型精米機

竪型(たてがた)と呼ばれる精米機。
家にある精米機(5合)とは大違いです(笑 ←だから比べるな

辻さんから自家精米と購入精米のコスト差などのお話を伺う。
いや、別に酒蔵おっぱじめるわけではないけどね(笑



仕込水

仕込水を溜めたタンク。

「好きなだけどうぞ」

とコップを手渡されたので好きなだけいただく。

 うまー

地下50メートルから汲み上げた軟水です。
だから街中だというのにビックリするほど美味しいです。



釜

お米を蒸す釜。
私が炊飯に使ってる釜(3合)とは大違いです(笑 ←だから比べるな

家の釜 またまた私の釜(3合)を似せて撮ってみた(笑



麹室

ここで麹が醸されます。
殺菌した直後だったようで、入ると目がヒリヒリ。
納豆菌ばらまき対策だな、くそー。



タンク

タンクです。
ココに鉄人28号がガオーって立ってたら似合うと思います。 ←歳バレ



吟醸タンク

こちらは吟醸専用室にある吟醸用タンク
上記の一般酒タンクとは壁で区切り、菌などが行き来しないようになってます。
右奥に見えるロールシートをタンクに巻いて、低温に保つとの事。
サーマルタンク(低温タンク)よりもコスト的に良いってことかな?
いや、だから別に酒蔵おっぱじめるわけではないってば(笑



圧搾機

シートに覆われてよく見られませんでしたが圧搾機です。
ギューっと搾ってお酒と酒粕に分けます。
レモンは搾りません。



瓶

瓶底フェチとしては底が見えなかったのが残念。



瓶燗機

火入れ用の瓶燗機です。お手製です。
※火入れとは防腐対策のために行う加熱処理の事。
 通常は2回処理を行い、1回処理は「生貯」「生詰」、未処理は「生酒」。



試飲

蔵内を一通り案内してもらった後は、お楽しみの試飲です。
これのために生きてると言っても過言ではありません、私の場合(笑

手前から「純米吟醸」「大吟醸」「吟醸」「純米」「とちぎ酒14号吟醸」「純米大吟醸」かな?
※サスガに3日以上経ってるから記憶が(笑



冷蔵庫

地酒館内の冷蔵庫。
写ってませんが最下段のお酒は自由に取って好きなだけ呑めます。
写ってるのは販売商品です。勝手に呑んではいけません。

ちなみに銘柄は「辻善兵衛」ではなく地元向銘の「桜川」。
意外かもしれませんが、都心と地元では求めるお酒に違いがあるようで、別銘柄にしているお蔵も多いです。
居酒屋などで人と会話してて、その方の出身地の地酒話なんかすると噛み合わない時があるし。
 ※同じ銘柄でもお互い別物を呑んでるのだからしょうがない
なので、今回3蔵とも「試飲は地元酒しか無いですよ」と念を押してたのが印象的でした。



さて問題です。
私は今日一日でいったい何升呑んでるでしょう?(笑

 答え:致命升・・・


辻さん、ありがとうございます。
日本酒に対する真剣な姿勢と人知れない努力が天才杜氏と呼ばれる所以なのでしょうね。


今回お世話になった松井さん阿久津さん辻さん、誘ってくださった大野さん、「光壽」店員のみなさん、奥塩原高原ホテルさん、たわら寿司さん、後から駆けつけられた武蔵境の酒屋中川さん、本当にありがとうございました!


これからも美味しい日本酒がいただけることを期待してます。



で、家に帰ってきてお土産の「大那」純米吟醸を呑むぞと。 ←まだ呑むんかいっ!
posted by つかさ at 23:51| Comment(11) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む