昨日「結人」蔵元に伺った後、草津方面に移動し温泉宿で一泊した。

半混浴の露天風呂は貸切状態。
そりゃもう延々浸かって体内の毒を抜こうと思ったら体内の酒が抜ける。
朝食に納豆が出たが、事情を話して手を付けずごちそうさま(笑
さてさて、本日も蔵元さんに伺う予定。
以前ソレを呑んだ翌日、蔵元さんにバッタリお逢いした運命のお酒「浅間山」。
その美味しさの秘密を探るべく、
群馬県吾妻郡の蔵元に来ましたっ!
「その蔵元は大きな観光センターも経営してるよ」と聞いてはいたものの、実際に行ってみてビッッックリっ!

クチぽかーーーーんっ!(°o°スゲー
想像を遙かに超えてます。
高速道路のサービスエリア丸ごと、いや、3階建の施設はそれ以上の規模。
大きな和食処も隣接してます。
わはははっ、広大な駐車場にはなんとガソリンスタンドも。
何台もの観光バスから観光客がわらわらわらわら降りてくる。
クチぽかーーーーんっ!(°o°スゲー
ハっと我に返り蔵元櫻井さんを呼び、売店を横切って事務所に通してもらう。
山形「出羽桜」で3年間修行し、数年前に自蔵に帰ってきた櫻井さんが
「酒造蔵が2つあって、大きい方だけ見て帰られるとイメージと違うと思うんですよ。なので両方見てってくださいね。」
「は、はい…」
まずは観光センターと併設されてる大きい酒造蔵を案内してもらう。


クチぽかーーーーんっ!(°o°スゲー
いきなりフルオートメーション。
オートメーション化のメリット・デメリットや、職人技術との融合などについて詳しく教えてもらう。
フルオートで大量に仕込むとどうしてもムラが出てしまうので、少量仕込みで質を優先させているとのコト。

面白い釜ですが、実はこの場所かなりの標高に位置しているため、気圧の関係で沸点が低い。
なので特殊な方法で米を蒸さなければならず、釜も特殊な形になるそう。
これは水の代わりに高圧水蒸気で蒸す、だったかな(^^ゞ
なんたって、ちょっと先はこんな場所ですから。
↓

こちらの麹室はただいまホルマリン清浄中。
中には入れません。
朝食に納豆が出てきてたのバレたか? ←もちろん食べてないよ

酒母(もと)を造る小さいタンク。
酒母造りについては、、、いいサイトがあるじゃないか!
「松の寿」若葉さんの「蔵元若葉印 酒造りの工程」を参照ください(笑
若葉さーん、ヨロシクっ(^o^)/

先にも書いたとおり少量仕込みのため、タンク内の温度センサーまで中身が届かない事もあるとか。
結局のところ職人の技術が要という事でしょうね。
タンク上部への移動は階段ではなくエレベーター。
白い箱は、タンク蓋から冷気が逃げないようかぶせた発砲スチロール。
なんと、昨日届いて今日から使用してみたそうです。
一般消費者としては初光景・初公開。

圧搾機はおなじみのヤブタ式。
ココだけで2台ありますが、メンテが大変なため実際稼動してるのは1台のみです。


観光センター売店脇に「酒蔵見学コーナー」があります。
ガラス越に酒蔵が覗けます。
「酒蔵見学コーナー」を進むと、おぉっ、ガラス越にヤブタっ!

で、酒蔵のヤブタの方からこのガラスを覗いてみる(笑
↓

「さて、次はもう一つの蔵に行きましょうか」
続く・・・
地酒蔵見物に行ったらあれだから、ウチの父もたまげてました(笑)
でも結局機械を使いこなすのは人なんだ、という事を櫻井さんは熱く仰ってました。