群馬の若き新星「結人(むすびと)」!
ほんの一口で、このお酒の魅力と期待にハマってしまった。
なので早速・・・
群馬県前橋市の蔵元に来ましたっ!

地元酒「桂川」で知られる「柳澤酒造」は、現在ご兄弟で営まれている。
副杜氏である弟さん、柳澤圭治さんが暖かく迎えてくれた。
「暑いッスね〜」
「暑いッスよ〜」
「夏ッスね〜」
「夏ッスよ〜」
終始こんなノリ(笑)で、早速お蔵を案内してくださる。
お蔵に入ると、、、

え、縦型精米機が2機っ!?
す、すげー!
結人の生産はわずか数十石と聞いてたので、失礼ながら自家精米だなんて思ってなかったぞょ。
「縦型2機ですか、スゴいですね〜」
「たまたま2つあったんスよ〜」
たまたまっ?(笑
実は、元々の地元銘「桂川」はモチ米を混ぜ、甘い酒にこだわりを持つ。
なので、モチ米と酒米を分けて精米するための2機らしい。
初っ端から驚かされながら、さらに案内してもらう。

同じ理由で釜も2つ。
「釜も2個ですか〜」
「たまたま2つあったんスよ〜」
たまたまっ?(笑

麹室(こうじむろ)です。
納豆食べてないコトを強くアピール(笑
圭治さんが麹箱を持ってきて、
「栃木 旭興 渡邉君トコの箱が使いやすそうだったんで、真似て作ったんスよ〜」

さらに先に進むとタンクがズラリ。
しかもサーマルタンク(温度管理ができる高価なタンク)が6個っ。
「まさか、これもたまたまあったとか?(笑」
「これは買いました(^^;」

「これって、結人と桂川合わせてもかなりの量造れる環境じゃないスか〜?」
と伺うと
「確かに造れるけど、質を重視したいのであえて仕込まないようにしてるッスよ〜」
会話を交わせば交わすほど、圭治さんの日本酒に対する熱意がバンバン伝わってきます。
この蔵元さんに来て良かったなぁ。
タンク上部に上がってみますか?と、階段を先導してくれる。

ちなみにタンクの中は・・・カラッポです(^^ゞ

圧搾機はおなじみアコーディオン型の「ヤブタ式」。

圭治さん、ヤブタの仕組みなどをとても詳しく解説してくださる。
ひととおり蔵内を回ったら、外に出て瓶洗機と貯蔵庫を見せてもらう。

瓶の底は見れなかった、残念。 ←瓶底フェチだから(瓶底メガネフェチではない)

コレ見てたら、昔アイス工場の貯蔵庫に閉じ込められ死にかけたのをふと思い出した。
ひととおり案内してもらった後、事務所にて一服。
圭治さんと、お兄さんの柳澤清嗣さんから色々お話を伺う。
数年前、東京に進出しようと思い立ったお2人は「行けばなんとかなるだろう」的な軽い思いで東京に出たそうだ。
しかし「東京ではこれじゃダメだよ」と厳しい意見をいただき
「東京っておっかねぇ〜っ!」
と奮起したとか。
それが今の結人の美味さに結びついてるに違いない。
酵母の使い方もセオリー無視の我流らしい。
とある酵母を使った時に上手く醸せず、電話で先輩に指導を仰いだところ
「アル添してバランス取るんだよ」
「でも、純米で造ってるんスよ〜」
「え?その酵母で純米・・・?がんばれっ!」
ガチャッ、ツーツーツー
そんな型破りなトコロがますます魅力かと。
圭治さん、清嗣さんから今までの経緯やら今後の展望やらすごーく深い話を伺って、ますます好きになりましたよ「結人」。
質を落とさないために仕込数を増やしたくないとか、苦しい時を助けてくださった酒販店を大事にしたい(ちなみに東京は1店のみ)とか、個人的に尊敬・共感できるお2人です。
ぜひ応援させてくださいっ。

※この日、夕食でいただいた「桂川」本醸造生貯蔵

※「結人」五百万石純米吟醸瓶燗火入。
で、突然ですが・・・
9月に「結人」柳澤さん御兄弟を囲む会を予定してますっ!
場所はもちろん巣鴨のアソコ。
詳細は後日!
桂川は亡き祖父が愛飲していた酒で、結人は今でも父と弟が好んで飲んでいます。
結人の変わったところは、(東京の一件も含め)どの取扱店に行っても必ず、
「結人は、俺が特別に造らせた酒なんだよ」とか、
「これ、僕が目をかけて育てて来た面白い品なんだ」など、
販売店の皆さんが思い入れを込めて語ることでしょう。
後は、つかささんの様な方々に愛して頂ければ、酒質も向上していくかと思います。何卒、よろしくお願いします。
桂川のくどくない甘味は私も好きです。
この蔵元で酒度プラス超えたお酒は結人が初めてだとか。
酒販店にとても可愛がってもらってるってコトなのでしょうね。
意見を素直に受けとめる姿勢が、応援している人の心を捉えるのだと思います。
他の蔵元さん同様、結人さんも
「ウチに直接お酒を買いに来られる方(一般消費者)もいらっしゃるけど、少ないお酒だからこそ酒販店から買って欲しいんですよ。」
と、酒販店(というか仁義)を大切に思う気持ちを明かしてました。
サスガに蔵行って「奥にある酒売ってくれ」は言いませんが(笑)、すぐに無礼を働いてしまう私は酒呑み仁義をもっと意識せねばと反省です(^^ゞ
つかささんが地の酒を広めて下さるなら、蔵元も喜んで隠し酒を供出するでしょう。
今回の帰省の際、埼玉の酒屋さんに寄り道し、つかささんご紹介の「花陽浴 おりがらみ」を買い求めました。
その酒屋さんのサイトで事前に気になっていた酒があり、埼玉酒談義で盛り上がったのですが、先ほど検索したら当然つかささん捕捉済の銘柄でした(笑)
群馬でいただいたコンニャクの美味しさには感動しました。
思わず買って帰ったのですが、芋の味が全然違いますね。
コレと群馬酒は素晴らしきマリアージュです(笑
あと、お米。御飯がとても美味しいのにも感動です。
小食の私が、朝からオヒツ空っぽにしちゃいましたから。
実は今回「花陽浴」さんにも伺う予定だったのですが、お互い都合が合わず「9月にあらためて」となりました。
埼玉地酒で私がチェックしたのというと、、、
アレですね? 「Weave Star」(笑
酒屋さん曰く、こちらの蔵元兼杜氏さんは群馬の蔵(どこかは不明)で六年修業されたそうで、こちらも思い入れを持たざるを得えません。
今年初めて造った「かすみざけ」は酒屋さんお薦めの絶品で、試飲して迷い無く持ち帰りました。
ぜひご感想を教えてください!
っていうか「試飲して迷い無く持ち帰りました」ってあたりで十分伝わってきますね(^^ゞ
試飲したときよりおとなしい感じで、数日置いた方が美味しくなりそうです。父は気に入ったようで、おかわりしてました。
酒屋さんによると、純米吟醸の方は、味乗りまでまだ時間が掛かるとのことです。
アレの「かすみさけ」って五百万石でしたっけ?
「純米吟醸」は八反錦ですよね確か。
いいですねぇ美味しそうですねぇ
東松山の味噌ダレ付けた深谷ネギ焼きなんかが合いそうですね。 ←蔵バレ注意(笑
ゆいと と読みますが(^O^)
記念に購入しました。楽しみです
おめでとうございます!
結人ちゃん、素敵な名前ですね。
立派な日本酒好きに育つでしょうね(笑)