蕨で呑んでたりする。
埼玉県戸田の酒屋「上岡酒店」に用があり(用たってお酒を買う以外無いだろというツッコミなし)、その酒屋の馴染みでもある「吾作」店員とともに訪れた。
店内に入ると、あったあった、、
亀甲花菱「純米大吟醸」第6号!
しかも残り2本のみ。
当然2人とも購入し、ココの亀甲花菱「純米大吟醸」第6号は完売。
サスガに気が引けたが、「吾作」店員
「いいのいいの、いつものコトだから」
いつも迷惑かけてるんかいっ!
「上岡酒店」はレトロなきき酒バー「美吟亭」を併設している。
入口に「ねぎ間鍋」と書かれててスゴく美味しそうだ。
今日は残念ながら休日なので恨めしそうに入口を眺めていると、
「昨日は満席でねぇ」
優しそうな店主が出てきて話しかけられた。
「今度来ますね!」
と店主に別れを告げて蕨駅へと向かう。
上岡酒店
さて「吾作」で軽く呑みますか、と思いきや
「気になる居酒屋があるから行こう!」
と、そのお店へ。
店前には日本酒の銘がズラリと書かれてあり、日本酒好きなら気になるのもしょうがない。
ところが店に入るとジャズライブの写真が飾ってて、一瞬「にほん・・・しゅ?」となったが、そういや巣鴨「仲良以」などでもジャズライブやってるしなと納得。
このお店では毎週水曜日にジャズライブを演ってるらしい。
席につきメニューを見ると、日本酒がなんと162種。
ぐわっ!
でも待てよ。
日本酒の数が多いお店には、管理が雑だったりお酒の回転が悪かったりとハズレも少なくない。
日本酒200種!で泣いた経験もあるしな。
まずは様子見で
「白桃サワー!」 ←なんでぢゃ
白桃サワーで喉を潤わせながら日本酒を選ぶ。
若い店員さんに
「七本槍は吟吹雪?玉栄?」
「は?」
「あ、なんでもないです、これください。」(笑
※後で店長さんが「玉栄です」と答えてくれた。
七本槍をいただいてると「ん?」という出来事があったのだが、別にいいやと気付かないフリを。
そしたら若くてカッコいい店長さんが
「申し訳ありません、コレをお詫びに・・・」
とスットんできて、天寶一を差し出した。
放っておいても問題ないような小さな出来事に、店長さんの対応がとても実直で丁寧。
日本酒を真剣に扱っておられるのがわかる。
このお店、アタリです!(^o^)
そのお店の名は「チョウゲン坊」。
20年以上営業されてたカクテルバーを昨年10月に竹口さんが引き継ぎ、日本酒居酒屋に変えたとのこと。
粕漬けには「獺祭三割九分」の酒粕を、煮物の料理酒には「竹鶴」を使ってるらしいが、それだけでも細かい部分にこだわってらっしゃるのがよくわかる。
小ウルサイ客だと思われたか(笑)、ここからは店長竹口さんが直接私達の相手をしてくださった。
※他の若い店員さん達は寄ってこない(笑
利酒師竹口さんはとても日本酒に詳しく、何を伺っても丁寧に教えてくださる。
どうやら日本酒好きな私達を気に入ってくださったようで「裏メニュー」やオススメ等もこっそり教わる。
今日は「会津中将」と「飛露喜」がオススメと聞いたが、巣鴨「KUSHIKOMA 井こし」に義理を立て「飛露喜」は止めといたぞ(笑
「これよろしかったらどうぞ」と精米歩合90%の山田錦が入った袋をいただいた。
「吾作」店員と奪い合いになる(笑 ←結局奪われた
「若い蔵元さんはスピード狂が多い」という話題から、私と竹口さん声を合わせて
「辻善兵衛!」(笑
蔵内に飾ってあるバイク話で盛り上がる。
メニューに「大那」古酒とあったので、
「これ呑んだことないです。」
と話したら
「自宅で4年間熟成させたんですよ」
さっそくいただく。
ちょーうまーっ!
ついには
「明日開封するつもりだったんですけど、日本酒好きな方に呑んでもらった方がいいから。」
と、隠してあった而今と遊穂を持ってこられた。
わーいっ
デザートにはバニラアイス「華鳩」8年貴醸酒ソースをいただく。
近々、蔵元を囲む会を開くそうなので早速予約。
もうね、「チョウゲン坊」良いお店です。
日本酒好きのみなさんもぜひ伺ってみてください。
◆本日の酒
七本槍「玉栄」
花陽浴「美山錦」
天寶一
御湖鶴
臥龍梅
辻善兵衛
大那「4年古酒」
会津中将「ゆり」
遊穂
而今「五百万石」
などなど
◆仕込水
まんさくの花
◆肴
野菜の炊き合わせ
出汁巻き玉子
2007年06月03日
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あ、この場を借りて、名智さん、ありがとうございます。
で、満月でしたよね(しつこい)
日本酒目的なら、ライブのある水曜は避けた方がよろしいカト。
で、満月です。