栃木県は美味しい日本酒が多い事を、日本酒好きなら誰でも知っている。
その栃木県に「一緒に行きませんか?」と「かんだ光壽」店主の大野さんからお誘いをいただいた。
※この記事は2007/04/08の出来事です。
前日の様子はこちら
「松の寿を醸す!」はこちら
「松の寿」お蔵を満喫したのでお昼にします。
「光壽」が用意したお店はココ。

たわら寿司っ!
考えてもみなさいよ、今日は「光壽」「松の寿」「大那」「辻善兵衛」が揃ってるのですよ。タダのお寿司屋さんじゃないことぐらい予想がつくじゃないですか。
入口には
日本酒強化月間!
って貼り紙(笑
案の定、店内に入るといきなり

わはははっ、もーなにがあっても驚きませんからっ!
こんなに日本酒に力入れてるお寿司屋さん、都内でも珍しいよ。
実はこちらの三代目店主遅沢さんは、松井さん、阿久津さん、辻さんと歳が近く、「オレ達世代が日本酒を盛り上げようゼーっ!」という頼もしい御方なのだ。
それでね、なんかおかしいと思ったのですよ。
お昼に2時間かけるっていうからさっ
乾杯酒が「松の寿」大吟醸雫搾り荒走り。
で、出てきた肴が

うまぁぁぁいっっ!
ホント美味しいです。
日本酒の肴にピッタリ。
で、その後出てきたお酒は

左から
大那「赤丸スーパー晩酌」(無ラベル):普通酒
大那「別誂」うすにごり:純米吟醸生原
松の寿:純米
大那おりがらみ:純米吟醸生
辻善兵衛:純米大吟醸
辻善兵衛:純米
まだお昼ですよっ!
まぁこんなに嬉しい事は無いのでぐいぐいいただく。
大那の阿久津さんに
「ココの店主のセンスってスゴいですね。」
と振ると、腕に注射を打つ仕草をしながら
「打ってますからね。」
「え、醤油を?(笑」
「鍛高譚とかダバダ火振を打ってますからっ!」
※鍛高譚:北海道の紫蘇焼酎、ダバダ火振:高知の栗焼酎
大爆笑してたら
「このネタ、巣鴨で流行らせてくださいね!」
自信ないッスっ!
お酒の話をしてたら、突然辻善兵衛の辻さんが笑いながら
「次の銘柄は凱阿にしようかと。」
時空を超えて共演ですかっ!
ついでに上喜元の「酒和地!」と併せて「閏虎萬」って銘柄はどうですか?
閏虎萬・大那(うるとらまんだいな)
閏虎萬・凱阿(うるとらまんがいあ)
閏虎萬・酒和地!(うるとらまんしゅわっち)
酒がすすむとわがままになるのは仕方がない。
「大那の赤丸スーパー晩酌をお燗で呑みたいっ!」
サスガ酒呑みの集団、みんな同じコト考えてたらしい(笑
フルネットオリジナル「温度計付きミニかんすけ」で燗を付けてもらう。
さらにお料理が次から次へと、これでもかこれでもかというぐらい出てきます。
ごめんなさい、わたしゃギブですギブ。 ←体重40K代だしな

でもデザートは別腹。
俵寿司特製「大那の酒粕アイス」っ!

これ、バカうま〜
そんなこんなで充実過ぎるお昼を終え、「大那」菊の里酒造へと向かうっ!

迎えてくださったのは社長さん(阿久津さんのお父さん)、阿久津さんの奥さん、愛娘佑実ちゃん。

社長さんに自家「山田錦」の田を案内していただく。
この「山田錦」で、約千本が造られるそうだ。
田植え、稲刈りお手伝いに来ようかなー。
で、雨が降ってきたので退散。

お米を蒸す釜。
私が炊飯に使ってる釜(3合)とは大違いです(笑 ←だから比べるな


ここで麹が醸されます。
くれぐれも納豆食べて入室しちゃダメです。

純吟五百万石のタンクです。
これ全部自分専用だったらなー。 ←人はそれをタンク買いと呼ぶ(大人買いのようなもの)

日焼けマシンではありません。
こいつでギューっと搾ってお酒と酒粕に分かれるのですよ。

ここからちょーろちょーろ出てきます。アレが。

これを見た瞬間、自分が瓶底フェチ(瓶底メガネフェチじゃないよ)だという事を確信しました(笑

ご家庭からリサイクルされた酒瓶をこいつで洗浄します。
ラベルも取っちゃいます。
でも大手メーカー瓶のラベルははがし辛いそうです。

蔵内を一通り案内してもらい、囲炉裏で試飲させていただきました。
雄町うまー
時間を忘れてしまいそうな空間ですが、まだ次があるからな自分。
阿久津さん、ありがとうございます。
周りを田んぼに囲まれ恵まれた環境だからこそ、この美味しい大那が造られるのですね。
これからも美味しい日本酒を醸してくださる事を期待してます。
ってだから何でまとめてるんだ?
まだまだ旅は続くっつーの!
続き >> 辻善兵衛を醸す!