2010年03月13日

マジカル・山口ツアー(その2)!

山口で呑んだくれてみたりする。


事の始まりは突然である。

その日、おなじみ私が日本酒プロデューサーを担当している四ツ谷「酒徒庵」にて、山口「東洋美人澄川会長さん、「オレンジページ」ブックス編集長の比留間さん、店長わびさびさん、副店長だんちょーさん、私、で呑んでいた。。


澄「萩はいいですよ。牛刺の寿司をつまみながらの一杯は最高ですよ



比・わ・だ・つ「よしっ、萩に行こうっ!」←全日空のCM



◆前記事:
 「マジカル・山口ツアー(その1)!(2010/03/12)」




前日、あれほど呑んだにも関わらずみんな早起き。

澄「アソコのうどん、美味しいですよ」

澄川さんから伺ってたうどん屋さんに行こうかどうか迷ってるうちにみなさん集合したので、うどんは諦める。
さぁ出発!と思ったら、だんちょー

だ「あ、腕時計どこかに置き忘れた(汗」


 わははは、そんな時計はほっとけい!



無事に腕時計が見つかり、今日もお世話になる東洋美人号に乗り込み出発!

澄「この時間はちょうどシロウオ漁やってますよ」

東洋美人号を川辺に停めて降りると、、、



しろうお漁「四つ手網漁」 しろうお漁「四つ手網漁」



 おお、獲ってる獲ってる!



しろうお漁「四つ手網漁」 しろうお漁「四つ手網漁」


つ「ポン酢と箸を握り締めて川岸に立ってようかな」

と呟いたら東洋美人号に連れ戻される。



澄「さて、今から司くんのトコロに行ってみますか」


 つ、かさくん?


今注目されており、澄川さんとも親しい若き窯元さん、金子司さんのお宅に向かう。
工房に着くと、作業中の司さんが出迎えてくださった。

司「はじめまして、です」
つ「私もつかさです」

お互いの名刺を見て「おおおっ!」と喜ぶ。
作品をいくつか見せてくださって、

司「色塗るところ、見ます?」

と机に向かわれた。



金子 司さん 金子 司さん


 ええええ?オモシろーーい!



スポイトで数滴垂らしては台に軽くたたきつけて拡散させる独特な方法に、みんなビックリ。




司さん作品の蓋 司さん作品の蓋


司「もうひとつ作ってみましょうか」


独特な絵付け 独特な絵付け


司さん絵付け終了 司さん絵付け終了


工房の中をウロウロしだす一行、突然2階奥から

「わはははは」


と笑い出す声が響いた。
時間をおいて、また誰かが

「わはははは」



時間をおいて、また誰かが

「わはははは」



 なななななんだ?


気になって、2階の奥の薄暗い部屋を覗いてみると、、、


にょろにょろ にょろにょろ



「わはははは、なんだこれ?」



司さんの作品、茶室「種種(くさぐさ)」というらしい。

つ「こっちにわびさびさんの部屋があるよ」

部屋でキノコを栽培してるとウワサ(笑)のわびさびさんを呼ぶと、

わ「わはははは、ホントだ」


 ホントなのかよっ!




みんな気に入った司さん作品を購入。
私も「お土産よろしく」と催促してる親に、茶碗と盃を送りつける。


司さん作の茶碗と盃 司さん作の茶碗と盃
※後日、親から送られてきた写真



 司さん、東京にいらしたら遊びましょう!



あっという間にお昼時。
今日も澄川さんオススメの絶品をいただく予定。
東洋美人号が着いたお店は割烹「千代」。


割烹「千代」で迎えてくださる女将さん 割烹「千代」で迎えてくださる女将さん



個室に通され、地ビール「ちょんまげ」で乾杯。
東洋美人号を運転される澄川さんはお茶をズズズっ。←恩知らずな連中
夕方から車を運転する予定のだんちょーもお茶で我慢してください。←いぢめ



真ふぐの煮こごり 真ふぐの煮こごり

真ふぐ刺 真ふぐ刺


わびさびさん

わ「ふぐ刺、箸でザっと取っていい?ザっと!」

大喜び。



真ふぐの唐揚 真ふぐの唐揚


だんちょー

だ「写真撮ってTAKEさんに送りつけようかな」

※TAKEさん:残念なことに今回不参加の酒徒庵スタッフ。


わ「ヤメた方がいい!TAKEさん本気で怒るからヤメた方がいい!」



真ふぐの茶碗蒸し 真ふぐの茶碗蒸し


澄川さん

澄「ココ、さば寿司も有名で美味しいんだけど、今日は無いんだって」

全員「大丈夫、また次回ってことで」


 次回って?(笑



真ふぐ握り 真ふぐ握り

デザート デザート



真ふぐで満腹という超贅沢を味わったあと、再び走り出す東洋美人号
向かった先は、萩の蔵元。


 長陽福娘「岩崎酒造」



専務の岩崎さんが迎えてくださる。

岩「さっそく蔵にいきますか」


釜場 釜場

酒母室 酒母室

岩崎さんと麹室 岩崎さんと麹室

ヤブタ式圧搾機 ヤブタ式圧搾機

タンク タンク

醗酵中のもろみ 醗酵中のもろみ

調合タンク 調合タンク


調合タンク、ばかでかっ!



岩崎さんと澄川さん 岩崎さんと澄川さん

試飲用のお酒を準備くださる岩崎さん澄川さん


 ちっとは自分たちも動けよ!




まだまだ仕込みでお忙しそうだったので早々に引き上げることに。


 岩崎さん、ありがとうございました!



萩観光を続ける一行。
萩藩主の3代、5代、7代、9代、11代毛利氏が眠る黄檗宗「東光寺」。


澄川さんとわびさびさん at 東光寺 澄川さんとわびさびさん at 東光寺


澄「萩のお土産買います?」


 もちろんですもちろんです!


澄「自分が大好きな蒲鉾屋さんに連れていきますよ」

大草章弘商店」に連れていってくださる。
みんなで名品「板魚」を購入。
早く帰って、コイツで東洋美人をクイっとやりたい。


澄「甘いお菓子なんか興味あります?」


 もちろんですもちろんです!


 dancyuで「日本酒にはチョコと羊羹」って答えたくらいです(笑



萩は夏みかんが特産品らしく、夏みかんのお菓子を売ってるお店は並ぶが、中でも澄川さんオススメの「光國本店」に向かう。

夏みかんの皮の砂糖菓子「萩の薫」や、夏みかん丸々1個をくりぬいて中に夏みかん羊羹を流し込んだ「丸漬」などを買い込む一行。

だ「甘いお菓子かぁ・・・まぁ一応見てみるかな」

と言ってただんちょーが一番大きい袋を持ってニコニコ笑顔ってどういうこと?(笑




 「えーーーーーっ!」


ん?料理研究家の稲垣さんがなにやら外で悲鳴をあげてるぞ。

つ「どうしたんですか?」
稲「このポリ袋に詰まってる夏みかんの中身捨てちゃうんだって!」

萩の薫」「丸漬」では皮だけを使うため、くりぬいた果実の部分はポイっと捨てちゃうんだとか。

店「くりぬいた直後で新鮮だったらあげるんだけど、コレ1日経っちゃってるから」

タイミングがよければ、お客さんや店前を通りかかった修学旅行の学生さんなどが喜んで持っていくらしい。



ひととおりお土産を紹介していただき、そろそろ萩を離れなければならない時間。
最後に、澄川さんが取っておきの場所に連れていってくださるとか。

東洋美人号を走らせ、山の奥へ奥へとぐんぐん上っていく。

澄「萩を一望できる、秘密の場所ですよ」


萩を一望 萩を一望



 うわーーー、最高の眺めっ!



澄川さんがご一緒じゃないと絶対に行けない場所に連れてきてくださり、本当にありがとうございました。
お忙しいなか、私達のわがままにつき合わせてしまい申し訳ありません。
また萩に来ますので、その時もよろしくお願いします。


 澄川さん、ありがとうございました!




澄川さんにお礼を告げて別れた一行は、だんちょーが運転するレンタカーに乗り換えて次なる目的地へと向かう。


 宇部に向けて出発っ!



途中の道の駅でちょいと休憩。

つ「卵おいしそー」

だんちょーと2人でゆで卵をモグモグ食べてると、稲垣さん

稲「つかささんってホントによく食べるんですね」
つ「そういう風に改造されましたから」


道の駅でのだんちょーさん 道の駅でのだんちょーさん


 なんですか?その笑顔



道の駅でわびさびさんが何かを探してる。

つ「おみやげ?」
わ「HJさんへのおみやげの激辛グッズがみあたらない」

※HJさん:酒徒庵の最凶料理人


 なんで激辛?



しばらく車を走らせると、予定通りの時間に宇部に到着。
宇部に着いたら真っ先にやらねばならないことがある。
近くのお店に買いに行く。「宇部かま」を。
萩の日本海蒲鉾と、宇部の瀬戸内海蒲鉾の食べ比べするぞー!


さて、本日の宴会場所に向かいますか。
今日はあの人と呑みますから。


 「貴」永山さん!通称ゴリさん!



ゴリさん、一行のメンバーを聞いてなかったらしく、

ゴ「わびさびさん、だんちょーさん、稲垣さん、比留間さんにつかささんって、、どんな組み合わせ?」



稲垣さん、ゴリさん、比留間さん 稲垣さん、ゴリさん、比留間さん


さぁさぁ呑みましょう!



刺身盛 刺身盛

天ぷら盛 天ぷら盛

あら煮 あら煮

恐怖の天ぷら男 恐怖の天ぷら男


 こわいから、わびさびこわいからっ!




 宇部の魚もさいこーっ!



大森「吟吟」が宇部の魚に拘るのがすごくわかる。
で、あっという間にゴリさんが持ち込まれた「」を呑み干し、さらにお店の「」も呑み干す。
ゴリさん

ゴ「どんだけ呑むんだこいつら」

と絶句。

勢いついて「よーし、もう1軒いっちゃうよーん」

とお店を出たところを、車で待ち構えていたゴリさんのお父様ゴリさん捕獲。


 わははは、明日は蔵開きで忙しいから仕方ないですね。


連れ去られるゴリさんを見送り呑み続ける一行。



ところで、、記憶が無いのですが。
今朝、萩のうどん屋さんに行けなかった私は

つ「うどん食べる〜!屋台でうどん食べる〜!」

と叫びながら四股を踏んでいたらしい。



屋台の前で私と共に四股を踏むだんちょー 屋台の前で私と共に四股を踏むだんちょー




山口の夜は想像以上に長いぞ・・・
posted by つかさ at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 蔵元で呑む
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