注:この記事は2009/11/23の出来事です
ご存知、私が日本酒顧問を担当している東麻布「逢坂」。
その「逢坂」スタッフの勉強会として蔵元を見学しようということになった。
ご協力くださるのはおなじみ栃木の酒販店「西屋酒店」さん。
みんなであんな蔵やこんな蔵を見学しましょかね ←酒造りの邪魔
◆前記事:
「松の寿を醸す!(2009/11/30)」
「チキチキツアー宴会編!(2009/11/27)」
「旭興を醸す!(2009/11/26)」
「大那を醸す!(2009/11/25)」
「松の寿」松井酒造店の見学を終え、一行は出発地の小山へと南下。
サスガに昨晩の宴会の疲れが出たのかあちこちでグーグー。
私は外を眺めてわくわく ←遠足の子供状態
運転手Kさん、ナビゲーター西屋さん、ごめんなさい。
みんなが元気を取り戻してきた頃、小山に到着。
やってきました!
「若駒」若駒酒造っ!
◆過去の関連記事:
「栃木3蔵の会(本編)!(2009/10/17)」
車を降りて蔵の前に立つ御一行。

これ、どっから入るの?

門の前で怪しくウロウロする大坂さん、H子さん、Nちゃん。

門の小さな覗き窓から中を見てみたりする。

すると、背後から怪しいあんちゃんに、
「なにやってんですか?」

つ「いやいや怪しい者では・・・って、かっしーかよっ!」
柏瀬さん(通称かっしー)、髪がスッキリしてたので全く気付かなかったぞ。
つ「かっしー、髪が・・・」
か「杉田さん?」
わははは、まだ5時前だから(笑
※5時を過ぎたらかっしーがすぎちんいぢめても許されるという協定があるらしい
早速、かっしーに蔵の中を案内していただく。

か「バカでかい釜しかないから使いにくくて」

バカでかい釜を乗せる竈。
大量にお酒を造ってた時代もあり、設備が全てデカいらしい。
「若駒」は本当なら数日前に造り始める予定だったが、とある事情によりまだ造りに入っていない。
なので、「松の寿」ではフル稼動してた放冷機もまだシートがかぶされていた。

かっしーがさらに奥へと案内してくださる。
かっしー、蔵の門と同じく小さい出入り口が付いた扉をガガガガっと開けて、、

小さい出入り口から入るっ! ←なんでじゃ(笑
後に続く私達も小さい出入り口から入る。
って、、、
扉開けた意味ないぢゃんっ(笑
か「あの横になってるのが釜ですよ〜」

バカでかっ!
か「ココは麹室ですよ〜」

麹室の中に入ると、

ひろっ!
ココに誰かが住みすいてても気付かないぐらいひろっ(笑

なんだ?この違和感のある仕込みタンク・・・

普通のホーロー(見えないけどたぶん)タンクに板を貼り付けてある?
実はこれこそが、まだ造りに入れない事情(の一部)だったりする。
この後、この脇にあるその事情が満載の部屋も見させていただくが、現時点ではまだ公開できないので見なかったことに。
圧搾機は佐瀬式が2機。
ギューギューですよ、ギューギュー。

でたっ、仕込みタンクっ!

か「つかささん、タンク1個持ってってくれません?」
わはははは、いらない(笑

か「タンク処分するのも大変なんですよ、置き台の石も重いし・・・
つかささん、タンク引き取ってくれたらもれなくこの置き台石も付けますよ」
わはははは、いらない(笑
ん?なーにこれ?

か「それ、昔の消火器らしいです」
スゲーっ!ココは江戸博物館ですかっ!
後で調べたら「竜吐水」っていう江戸時代の消火器らしい。
てかこんなのが普通に転がってるコトにビックリ。
器体に「善三郎」の文字を見つけたので、
つ「善三郎さんって書いてるよ、善十郎さんじゃないんだね」
か「へ〜、ホントですね」
なんだよ、その他人事のような反応っ!(笑
※善十郎さん:若駒創設者
ん?大坂さんなに見てんの?

なにやら蔵のど真ん中に電話ボックス。

わははは、いつの電話ボックスっ? ←一応テレカの挿入口を探してみる
スゲーっ!ココは明治博物館ですかっ!
もはや蔵元見学という当初の目的を見失う一行。
気を取り直して日本酒蔵元見学(笑)を再開。


あれ?さっきから一人いないんだけど??
「逢坂」スタッフMちゃんどこいった?
この広い蔵で迷子になっちゃったか?と心配してたら、Mちゃんひょっこり現れて
M「間違ってあっちの人達についてっちゃった」
どうやら「造りに入れない事情に関わる方々」がいらしてて、そっちと行動を共にしてたらしい。
ていうか気付けよ(笑

一通り回ったところで、かっしーのお母様がいらしたのでごあいさつ。
ご存知のとおり、お母様は木桶仕込みの達人。
母「まだまだこの木桶は譲らないわよー」
と現役バリバリで頼もしいお母様。

お話を伺ってて、本当に木桶を大事に愛されてるのが伝わってきました。
ここで一句。
木桶仕込みの「かねたまる」 呑んで枡枡金貯まる (詠人しらふ)
か「じゃぁ次は宝の山を探しに行きますか」
と、別棟の倉庫に案内してもらう。

うわぁ、ホントに宝が転がってそー
でたーーーっ!

木桶がゴロゴロ落っこちてるよっ(笑
か「つかささん、引き取ってくれません?もれなくタンクもつけますから」
わはははは、いらない(笑
またまたでたーーーっ!

木槽が落っこちてるよっ(笑
か「つかささん、引き取ってくれません?もれなくタンクもつけますから」
わはははは、いらない(笑
でもコレってバスタブにいいかも、と一応中を覗いてみる。

外を見回すとネギ畑が。

つ「うわ、美味しそうなネギ。あれなら喜んで引き取るけど(笑」
か「今ならネギにもれなくタンクもついてます。置き台石も込みで」
わはははは、ジャパネットかよっ(笑
こうしてかっしーに楽しく案内していただいた若駒見学も無事(笑いすぎてお腹は無事じゃない)終了。
蔵の外で立ち話してるとかっしーが
か「造りに入って釜の煙が上ったとたん、煙を見て近所のおばさん達が酒粕買いに来るんですよ」
わははは、搾るの数ヶ月後ですからっ(笑

かっしー、お母様、後ろ姿しか拝見できませんでしたがお父様、お忙しい中ありがとうございました!
美味しいお酒を楽しみに待ってます。
「逢坂」一行は次へと向かうのであった。
トゥ・ビー・コンティニュード・・・
つかささんちは
木桶がお風呂になるんだぁ〜〜〜
そして次回の日記のタイトルが
゛つかさを醸す
ですかね〜〜〜
木桶風呂、想像しただけでヨダレものです。
でも木だけじゃなくホーロがもれなくついてくるのが悩みのタネ・・・(笑
ちなみに次回のタイトルは
゛つかさは鴨巣!゛
です ←ぉ、ウマイ
↑そして栃木レモンギューニューいただきます
えーーっと、、、はじめましてでよろしいでしょうか?(^^ゞ
ぐわっ、なななぜそれを!
もう放映が終了してるのでココに書いても問題無いと思いますが、、
ご存知のとおり、TBS日曜劇場「JIN −仁−」のロケ地として、この「若駒」蔵が使われておりました。
その撮り直しやらなにやらで、造りに入るのが遅くなってしまったようです。
蔵の中には小道具もゾロゾロ置いてあり、まるで撮影スタジオのようでした。
ちなみにドラマ前半では埼玉「力士」の釜屋の蔵元が使われたようですね。
で、お酒はペニシリン臭くなかったです。って言うか、造りに入ってないのでお酒まだ無いし(笑