蕎麦好きの間で有名な神田須田町眠庵(ねむりあん)。
年に数回行われる「蕎麦の会」に誘っていただいた。
お店を貸切状態にし、蕎麦好きの常連さん10人程で粉違いのお蕎麦をいただく会との事。
蕎麦以外のおつまみやお酒はみんなで持ち込んで分け合うのがお決まりらしい。
蕎麦シロウトの私がそのような会に参加してもよいのですか?
店主柳澤さんの気が変わらない事を願い、開始時刻に遅れながらもお店に向かう。
ここにお店があるなんて誰も気付かない入り口を開けると、みなさま既に御揃いで始められている。
どうやら柳澤さんは体調が優れないご様子で、2階で休まれてるようだ。
それでも会は進められ、みなさん歓談が繰り広げられる。
お通しのオカラと豆腐が出てきたのを合図に、持ち込まれたおつまみと持ち込まれた「神亀ひこ孫」をいただく。
このお酒独特の重さはブリの燻製に合いますな。
しばらくすると柳澤さんが降りてこられ、いよいよ蕎麦が始まった。
出していただく蕎麦は、蕎麦粉違いで8種。








※画像シャッフルされたら私には区別つきません(笑)
柳澤さんの解説を懸命にメモってみたものの聞きなれない用語も多く、間違って書いてしまってるかもしれません。
※日本酒のようにはいきませんね。
後で自分のメモ見たら
なんとかざいらい ←原文ママ
わはははっ、それじゃわっかんねぇよ自分っ!(笑
もしも参加された方が読まれてらっしゃいましたらフォロー願います。(^^ヾ
それにしても恐るべし蕎麦通の方々。
一口ツルっと口にするなり
「この甘みは○○在来の○年モノですね?」
「そうです。」
ス、スゲーっ!
それぞれ違うなとは感じるもののピタリと当ててしまうのにはビツクリだ。
日本酒の「五百万石?」「雄町?」がなんとなくわかるようなものか? ←ウソです、わかりません
一通り蕎麦が出てきたトコロで柳澤さんはふたたび2階で休まれ、私達は本格的に呑みモード突入。(笑)
さて、私の得意分野突入!(笑
私の前に座ってらっしゃった方の持ち込み酒は秋田「雪の茅舎」純米吟醸。
先日行われた某日本酒の会にて「燗で旨い酒ベスト1位」に選ばれたのが「雪の茅舎」山廃純米だった事からもわかるように、いまや大人気の銘柄だ。
酒くれ!でもおなじみ日本酒通のK田さんに
「K田さんは何を持ってこられたんですか?」
と伺うと、なんと繁桝「麹屋」と南部美人。
これまた通好みなお酒を、、、(^o^)
※「家酒スペシャル」の回に登場。
つい思わず「その組み合わせは○○(酒屋)でご購入ですね?」
今日は蕎麦の会なので日本酒マニアな会話はやめようね自分(笑
私の持ち込み酒はというと、、、
数日前に柳澤さんより
「日本酒期待してますよ。」
と重く圧し掛かるコメント(笑)をいただいたので、準備してたお酒を急遽変更。
ちょうど時期的にピッタリの獺祭「二割三分にごり発泡」聖夜限定っ!
獺祭が呑み頃をピンポイントで絞った純米大吟醸だ。
おしぼりをかぶせて
ポンっ
おぉ、かっこいーぞ自分!
調子に乗ってポーズをとってたら
「あふれてるっ、あふれてるっ」(笑

日本酒の他にも、参加なさった方の持ち込まれたカリフォルニアワイン「Santa Barbara Winery/Zinfandel Essence 2001」や、酒くれ!でも日本酒が大人気の小布施「田舎風発酵シードル」などをいただく。

◆本日の蕎麦
北海道鹿追ぼたんH17
福島県会津在来
栃木県益子ひたち秋蕎麦
長野県黒姫在来
鹿児島県鹿屋在来
石川県4種混合H16
茨城県岩瀬ひたち秋蕎麦H16
福井県大野在来
◆本日の酒
神亀「ひこ孫」阿波山田錦:純米
雪の茅舎:純米吟醸
繁桝「麹屋」:純米吟醸
南部美人:純米
小布施「田舎風発酵シードル」
Santa Barbara Winery「Zinfandel Essence 2001」
獺祭「二割三分にごり発泡」聖夜限定:純米大吟醸生
とても楽しく、そして蕎麦の深さを知る素晴らしい会でした。
参加された方々もとても良い方ばかりで、気持ちよくお蕎麦をいただく事ができました。
グルメ雑誌関係の方々や「酒くれ!読んだ事ありますよ!」と仰ってくださった方からも楽しいお話を伺う事ができて嬉しかったです。
もしもご迷惑でなかったら、ぜひまた参加させてください!
でもまあ特定炭水化物らぶな人だからこういう方向性もありなのね。
あまりの美味しさに8枚なんてペロリでした。
みなさんが「なんとか在来〜なん年モノ〜」なんて話されてるのを聞いて「すげー!」と感動しましたが、K田さんが
「うちらのなんとか錦〜なんとか酵母〜って会話みたいなものだよ」
なるほど(笑
蕎麦と日本酒、ともに奥が深そうでますます興味が沸きました。
特定炭水化物らぶ!